立冬の憂い
昨日、放置気味のブログ「マダムNの俳句紹介」を更新するときに、翌日(すなわち今日)が立冬であることに気づいた。まだ昼間は夏っぽかったりするのに、暦の上では冬だという。一番好きな秋は……天高く馬肥ゆる秋は……どこへ。夕飯に秋刀魚を何回かグリルで焼いたときも、感じが出なかった。
しかし、こうも季節感が崩れると、季語をキーワードとして絶妙な世界観を形成してきた俳句はどうなるのか? 五七五に囚われない自由律俳句とか、季語なしの俳句などもありはするが、定型俳句あってこその自由律、季語なしだという気がする。
定型俳句は、限りのある、定めもあるこの世に如何に生きうるかの試金石ともなりうるものだと思う。
当ブログと「俳句紹介」で採り上げている、杉田久女、川端茅舎、三橋鷹女、松本たかし――の冬の句から、好きなものを以下に拾ってみた。
足袋つぐやノラともならず教師妻 (久女)
月光に深雪の創のかくれなし (茅舎)
暖炉灼く夫よタンゴを踊ろうか (鷹女)
火の山の雪の浄衣(え)や嶺嶺の上 (たかし)
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
今週中にプロットとストーリーをしっかりしたものに……と思っているのだが、今日はじっとしていても、マラソンのときみたいに、胸が焼け気味。幸い、ずっとではない。ウォーキングのとき、そうなって驚いたが、昔、頻脈の治療を受ける前がそうだったことを思い出した。尤も、そのときはもっと酷かった。
ナンにしても困る。医療費も馬鹿にならないので、血液検査などもあまり受けたくないのだが、先日循環器で次回受けるようにいわれ、成績をよくするために(?)ウォーキングを再開したのが、逆効果だったかなあ。右耳の後ろに湿疹が出てきて拡がり出したのも嫌な感じだ。
しかし、こんな体調不安も、いざ本格的な創作モードになれば、精神力でカバーできると思う。まだ創作モードになっていない。なるのを嫌がっている自分がいる。いざ、そうなったら、完成するまで逃げられないから。
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