今後のブログ運営について迷う
当ブログを開設したのが2006年4月だった。5年7ヶ月が経過したことになる。その間、ブログを書く意味合いが微妙に変化してきたように思う。
2006年4月当時、わたしは純文学の分野で賞狙いを続けた結果、心身を損なったと感じていて、ブログをリハビリの場として活用しようと思いついた。それが開設の動機となった。
賞狙いをやめたからといって作家志望、もっと広くいえば――オコガマシイけれど――芸術家として茨の道を歩きたい、という思いまで棄てたわけではなかったから、エッセーを書くことで書く能力を保っていこう、腕を磨こうと考えたのだった。また、日記としての役割もブログに持たせたかった。純文学的に書くということには常に自己観察が伴い、自身の体験であっても他人事、一サンプルと見なすことが必要だから、日記といっても、その観点からの日記ということだ。
当初は訪問者も少なく、新入りをからかう傾向はブログの世界にもあるのか、悪質なコメント、メールに悩まされたりもした。反面、楽しいコメント、メールを頂戴することも多かった。この時期を当ブログの第一期と名づけるとすれば、第二期は、リハビリ、日記から一歩進んだ深化の時期とでもいおうか。
賞狙いの弊害についてだが、周囲には、わたし以上に心身を損なった人がいて、他人事ではなかった。文学賞には、ギャンブル臭があった。真摯に賞狙いを続ければ続けるほど、
- 一般の応募者は、賞を華やかなものとするためのサクラとして利用されているだけではないか?
もしくは、 - まともに読んで貰えたとしても、文学観が違う場合、よいものを書こうとすればするほど、賞から遠ざかることになりはしないか?
という疑いが芽生えたものだが、この二点を検証していきたいと思ったことから第二期は始まったともいえる。
賞に合わせた書き変えでまともな作品はあまりなかったが、自作の展示をスタートさせた。また料理の記事から派生するかたちでデパートの物産展の記事、映画、コンサートの記事などを書くようになり、期せずして地域情報を発信してしまうようになった。
この時期に頂戴したコメント、メールには論駁調の激しいものが多かった。一方、わたしにエールを送ってくれている内容のメールも沢山頂戴し、また情報の遣り取り的なメールを交わす機会も増えた。ブログをどんどん増やし、ホームページを開設した第二期は当ブログの発展、繁栄の時期だったとでもいおうか。季節でいえば第一期は春、第二期は夏に相当するだろう。
ならば、現在は第三期に当たる。
リハビリという当初の目的はほぼ達成され、新たなチャレンジを始めたところだ。
創作の初心に帰り、一番好きな児童文学作品を書き始めたのだった。そして、本格的に世に出たいと思い始めた。第一期の絶望感から出たやけっぱち的なものではない。今回は自信に裏打ちされている。
しかし、世に出る手段を探れば、やはり賞狙いしかないという結論に辿り着いてしまった。同じ失敗を繰り返す危険性を孕みながらの再挑戦となったわけだが、この結果がどうなるのか、あと3~5年経ってみなければわからない。5年経っても同じ状況であれば、再考することになるのだろう。何にせよ、新しい試みの結果が出るまでには、3~5年はかかると思っている。
第三期、秋の現象としては、創作ノートに比重を置くようになったことに伴ってカテゴリーに置いた、Notes類(研究メモ)が案外好評だ。まだわずかのノートしか置いていないNotesもあるが、これらは当ブログの果樹園だと思っている。ブログを開設しなければ、いや、それ以前にブログサービスがなければ生まれなかった秋の実りなのだ。
また、一般公開してきたとはいえ、第二期までは、訪問者数も少なく、リンクしたりされたりも少なかった。この第三期の特徴として、普段の訪問者数はわずかずつ増えながらも、ほぼ一定しているといってよいのだが、何かをきっかけとして急増することがあるということだ。
リンクにしても、「WEB RONZA/関連情報ブログ&コラム一覧」からのリンクのような、
オオヤケ中のオオヤケ的性格を持つサイトからのリンクには、正直いってビビった。「作品発表広場http://www.sakuhin.jp/」からのお誘いがあった。神智学関係の検索が増えたこと、あるいは「夫の定年」の地域的ヒット(?)といった現象には、嬉しいという以上に何となく居心地の悪さを覚えるといおうか、むしろ困惑している。
神智学については、当ブログの管理人がたまたま現在会員(それも集会には参加できていない)というだけのことなので、きちんとした情報をお求めの向きには、左サイドバーにもリンクのある神智学協会ニッポン・ロッジのホームページをご訪問いただきたい。
当ブログの日記としての側面と情報誌(?)としての側面が齟齬を起こし出したのを感じている。ブログの性格が私的なものからオオヤケ的なものに推移しつつあるといえるだろう。日記としての側面は閉鎖か緊縮の必要があると感じている。どうすべきか、現在、検討中だ。
当ブログに第四期、すなわち冬が到来するとしたら、わたしが作家になれたときだろうか。そのとき、このブログは開設の目的を完全に果たして、新刊情報を主とするオフィシャルサイトへと移行するかもしれない。まあ、現段階ではそんなことは夢物語にすぎない。
当ブログに最初の頃から来てくださっている方々には、本当に感謝しております。コメント、メールをくださらなくても、読んでいただいていることは感じています。
今後共、「マダムNの覚書」とその子供のサイトたちを、どうぞよろしくお願い致します。
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