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2011年9月29日 (木)

昨日の国会中継(参院予算委)雑感

午前中は眠っていたし、午後は家事と外出で、今日は国会中継を視聴できそうにない。

昨日は、自民の磯崎陽輔氏が大増税の根拠を問うていた。いやー、大増税の根拠はあまりにも抽象的、理想論だった。

具合が悪くて横になって観ていたから、細かくメモしておく余裕がなかったが、民主党の経済観念はひどいという以前に、ないも等しいとしか思えなかった。今更の感想ではあるが。

全体のバランスを考えずに、使いたいようにお金を使い、足りなくなったら、いくらでも増税するつもりだろうと思わされる。そうするしかない、滅茶苦茶なやりかたなのだから。

金融危機に対しても、何も手を打っていない心細さ。景気を回復させる何の手も打てないので、大増税するしかないともいえる。

ワタクシ的に、自民にはいろいろ批判があったが(特に小泉政権。あれ以降、わが国の雇用は滅茶苦茶になり、議会制民主主義が傷ついた)、民主政権になってからは批判以前に、国会も内閣も、これが日本のものだろうかという空恐ろしさをさえ覚える素人政権といってよい。その癖奇怪な偏りがあるから、危険で仕方がない。

どなただったか、民主議員が旅行控除などという脳天気な提案をしていた。観光産業を活気づけるためというが、そんなことをすれば、旅行を気ままに楽しめる富裕層はますます富み、貧しい層はいよいよそれを指をくわえて見るだけという格差をひろげるだけではないか。今始まった本日午後の国会中継では野党が中小企業対策を呼びかけているが、こうしたことは本当に大事なはずだ。

民主党が野党に協力を呼びかけても口先だけで、現実的な野党の対案の多くは無視され、たまに通っても民主はそれを自分たちの手柄にしてしまう。

民主党と北朝鮮系団体との奇妙な癒着は気持ちが悪いが、マスコミは国会で追求されているこのことも、ほとんど採り上げないという異常さだ。

鳩山政権になったばかりのころだったか、タロット占いをしたときに(不安になると、タロットをする癖がある)、民主党が政権を握るとどうなるかという質問に対して、極貧のカードが出た。夫の定年退職後の不安を覚えるわたしには、二重の不安といったところか。

衆・参院のホームページから過去の国会中継を視聴できるので、国会を観ないが選挙には行くという人々には時々でも全部観てほしいと願う。マスコミは嗜好で(断じて一般国民のためではない)、抜粋するので、ニュースや新聞だけ観ていても何もわからない。急に観てもわからないかもしれないが、観ているうちに少なくともニュースと実態のずれがわかってくるのではないだろうか。

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