うまく仕上がるかしら
インスピレーションがすばらしく、しかも稲妻に照らされたみたいに全体像が見えたので、高を括り、プロットで手抜きをしたら、早くもおかしなところが出てきて慌ててしまった。
うまく仕上がるかどうか、心許ない。ミューズから極上のインスピレーションをいただきながら、受け皿ができていなくて、台無しにしかねない。申し訳ない。
プロットがちゃんとしていないということは、登場人物を制御できないということで、案の定、てんでに動き始めた。
主人公があまりにサバサバしていて、落ち込まなければならないはずのところをそうなってくれないどころか、気にもしてくれない。これは、土台自体がひび割れる事態だ。
昼間、投げ出そうかと3回は思った。夫がお昼に目玉焼(壊れていたが美味しかった)とバターを落としたトーストを食べさせてくれたので、書き続け、残業から帰宅した娘が、まだ登場すらさせていない若い女性の名を〈ちゃん〉づけで呼び、どうなったか訊いてきたので、深夜の今も書こうとしている。
読み返したら、そうひどくはなかった。まあまあという気もする。ゴールインできるかどうか。体力的にいけるかしら。
焦る必要はないのだが、今月中に仕上げて、児童文学作品に戻りたいのだ。今書いている短編小説はその副産物で、児童文学作品に出てくる子供たちが目の前をちらちらするから。
わたしはあの子たちが大好きだけれど、今書いている小説の登場人物は、どいつもこいつも嫌いだ。
悪い人たちというのではないが、馴染めないタイプばかり。早く彼らとさよならしたいから、仕上げてしまいたい。
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