夫、快進撃!
正直いって、昨日はどうなるかと、夫の数学力のあまりのなさに恐怖さえ覚えましたが、今日は快進撃!
1日5頁のノルマを、割合楽にこなしました。要するに、エンジンがかかっていなかったのでしょうね(安堵)。
昨夜は、娘が帰宅し、わたしが夕飯の支度を始めても終わりませんでした。それでも、やめはしなかったのがわが夫ながら偉いわ。別に椅子に縛りつけていたわけではありませんよ。
夫は、わたしにはわかろうとする以前に訊く癖がついているのですが、プライドがあるのか、娘には訊きたくない様子。
夫はわからないらしく、ウーだのアーだのといい始め、わたしはオムレツ作りに奮闘の最中だったので、娘を呼ぶと、「いいっちゃ。自分でするっちゃ!」と夫。
夫はわたしだと、自分と同じレベルの頭(えっ!)という気安さがあるのだとか。結果的には、そのプライドが功を奏し、自習の癖がついたらしいのです。一晩で。
今日は、老眼鏡をかけて背筋を伸ばし、自分から黙々と問題集を解いていました。この現象が50年前に起きていたら、夫は数学者になれたかも。
思えば、夫がどうしても数学をやり直さなくてはならない事態は、結婚して初めて訪れました。苦手だった数学が少しでもわかると楽しいらしく、皿洗いも鼻歌混じりでやっていました。
少年時代に案外、昨日音を上げた辺りで躓き、数学嫌いになっていたのかもしれません。だとしたら、これは革命的な事態ですわ。すんなり継続雇用になっていたら、こんな悦びは得られなかったでしょう。
わたしは公文教室で働いていた経験からいいますが、学習するのに遅いということはなく、わからないということは決して恥ずかしいことではありません(そりゃわたしはどうしたって夫をからかいますけれど、本気で馬鹿にしているわけではないので――同じ目線――彼はむしろ面白がります)。そして、大人であっても、躓いたところから始めるのがコツなんです。
選んだ問題集は、公文のプリントにいくらか似ています。リラックスして自習できるように、ヒントがさりげなく、シンプルに書かれているのです。
がんばれ、夫。わたしもがんばらにゃ、いろいろと。
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