今月末に夫の定年。ジェネリック医薬品希望カード。小説の題材。
以下は、あくまで私用のための覚書です。
○年金
特別支給の老齢厚生年金(夫が65歳になると、老齢基礎年金と老齢厚生年金)。
加給年金(夫が65歳になったら支給され、わたしが65歳になったとき、年度末で打ち切られる)。
○健康保険について(退職の日の翌日から20日以内に所定の申請書を提出すると、2年を限度に継続できる)。
○雇用保険について。
○年金の種別変更の手続き(わたし。夫の定年退職の日の翌日から2週間以内。国民年金の第3号被保険者から第1号被保険者に変わる)。
夫は、退職後すぐにまあまあの働き口が見つかるまれな場合を除けば、雇用保険の支給を受けながら(150日間)、探すことになりそう。
ハローワークから貰ってきたチラシ、「平成23年度 公共職業訓実施計画」の中のテクニカルオペレーション科(NCプログラミング作業・機械製図・2DCAD・3DCAD作業)、住宅リフォーム技術科というのに、夫は興味を示しています。
CGが趣味なぐらいですからCADに、またインテリアにはそこそこ詳しいはずなので住宅関係などに興味を持つのもなるほどという感じですけれど、果たしてその訓練が仕事に結びつくのかどうか疑問です。さすがに、楽天的な夫も難しいだろうねといっています。選考に通るかどうかも、現時点では予測不能です。
夫は今のところ、伝手を頼って再就職口をお願いしてみているところですが、あまり期待はできないと思っています。昨日、最低これぐらいは稼いで貰わないとやっていけないという金額を弾き出しました。
継続雇用有りでしたら、その金額ですとお釣りが来ましたが(それでも、これまでの暮らしに比べたら厳しい暮らしとなるはずのものでした)、それが叶わなかった今となっては高いハードルに思えます。
退職金は、夫の会社では○○生命に管理を委託しており、一括か分割(まとまった額として3割を受けとり、残りを2ヶ月毎に10年間)を選択しなくてはなりません。夫もわたしも後者を選択するということで一致。
倹約生活で馬鹿にならないと思うのは、わたしの医療費です。過日、『協会けんぽ』から「ジャネリック医療品に切り替えた場合の薬代の自己負担の軽減額に関するお知らせ」という文書が夫宛に届きました。現在、循環器クリニックで出していただいている40日分の心臓の薬4種類をジェネリックに切り替えたら1,780~円の自己負担額が軽減できるとありました。
何となく、どれもジェネリックだろうと思っていたので、意外でした。「ジェネリック医薬品希望カード」が添付されていたので、明日さっそく、循環器に出かけたときに薬局でそのカードを提示したいと考えています。
ところで、夫の会社はアメリカ型商業主義を採り入れ、郊外型戦略に力を注いできたホームセンターでした。わたしが結婚した頃から子供たちが大きくなるまで、九州では戦国時代のようなホームセンター同士の熾烈な潰しあいが続きました。夫は店長としてお店をお城と見立て、そこを守り抜くのに懸命でした。
新婚のころ、夫の会社は40店ほどありました。それが現在、南は鹿児島から北は関東まで280店ほどでしょうか。九州では圧倒的な勝者となっていて、本州をじわじわと侵食していっているところです。さて、今後はどうなりますことやら。
商店っぽかった会社の体質は、企業として洗練されていく過程で、効率重視のよくも悪くも人間臭さをなくした会社となっていきました。
日本人の精神史の一面を物語るかのような興味深いその過程を、わたしはいつか小説にしたいと思ってきました。以前、『地味な人』という小説で、夫の協力を仰ぎながらいくらか書きましたが(織田作之助賞で三次まで通過したかな)、いくら素材として参考にするためだけとはいえ、夫が会社の人間でいるうちは抑制が強く働いたものです。
今は夫も「存分に書いていいんじゃない」といってくれますので、いずれ書きたいと考えています。書きたいものがありすぎるので、当分先になるでしょうが。
定年で継続雇用が認められず、会社を追われた人間は大抵競合店に行くようです。ところが、何しろ自分達の会社が虱潰しに近く他のホームセンターを潰してしまったため、肝心のその競合店を見つけるのが大変。夫の職探しの困難が予想されるのは、そんな事情もあるのですね。
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