「内閣不信任案の否決」雑感/気持ちの悪い菅総理のにやにや笑い。マスコミの罪深さ。西田昌司氏の貴重な追及。
菅総理の間が抜けたような、にやにや顔が画面いっぱいに映ったとき、この顔つき、どこかで観たことがあると思ったら、ああそうだ……酔っ払いの顔だと思った。
ラリっているようなあの顔……正気? 何かに憑かれているんじゃないかしら? と本気で思った。小泉劇場を戯画化したような菅総理の茶番劇。
しかし、あれも民意の反映といえるのかもしれない。わたしはまだしも支持しない派でよかった。支持していたとしたら、あの顔に戦慄し、嘔吐していたに違いない。
しかし、前日に3回タロット占いをして菅政権は長引くというカードが出、騙されやすいわたしはまさか……と思っていたのだが、当たってしまった。
昨日はたまたま宇佐八幡宮に詣で、車の中でワンセグで結果を知った。そのあと宇佐八幡宮の広い、よく整備された境内で癒やされるものを感じた。
ウォーキングしていたせいか、以前ほど、疲れを覚えなかった。体調が回復したので、そろそろ用心しながら再開したいと考えている。
ウォーキングのときに道教と関係の深そうな「王子神社」を見つけ、御神籤を引いたら末吉……末広がりに運気がよくなる、旅行は遠方がよいと出たが、昨日、やはり道教と関係が深いと思われる宇佐八幡宮で御神籤を引いたら、同じものが出た。
それはわたしに関する占いだったが、この国も末広がりによくなると思いたい。
過去記事で民主党と自民党の未来をタロットで占ったら(鳩山政権が発足した頃)、民主党は未熟で、その政治は貧困を招くと出た。自民党はそれまでの所業を反省し、女性的に柔和となって、いずれ政権の座に返り咲くと出た。
民主政権の招く貧困というのが、どの程度のものなのかわからないが(既に招いているのだが)、悪くすれば、この国は三流国に墜ちるのではないだろうか。
清く貧しくというのであればまだしもだが、野卑に貧しいというのでは耐え難い。
ところで、道教の核にあるものは老子の思想だと考えられるが、その書『老子』はひじょうに神秘的側面を持つと同時に実際的な政治思想を論ずるものでもある。例えば、第8章。以下は『老子』(小川環樹、中公文庫、1973年)より。
“最上の善とは水のようなものだ。水のよさは、あらゆる生物に恵みを施し、しかもそれ自身は争わず、それでいて、すべての人がさげすむ場所に満足していることにある。このことが、(水を)「道」にあれほど近いものにしている。(人々が)住居をつくるには、(地盤のしっかりした)土地をよしとし、いろんな考えのうちでは奥深いのをよしとし、友だちと交わるには心やさしいことを、ことばにおいては信義あることを、政治においては秩序だったことを、事の処理においては実効を、行動においては時をたがえないことをよしとするならば、(いずれの場合にも)人は争いにならない(ほうを選んだ)のであり、それだからこそ決してまちがうことはない。”
小泉劇場のときもそうだったが、今回もマスコミは罪深かった。野党3党による不信任案の提出に至る流れを政争と定義づけ、そんなことをしている間に与野党一致して復興を……などと、でたらめをいった。
非が野党にあるようないいかたではないか。真相はその逆で、与野党一致して復興に当たりたくとも当たれない状況を菅総理がつくっているから、不信任案を提出しなくてはならなくなったというのが本当だ。
言葉においては信義なく、政治においては無秩序を、事の処理においては先送り、行動においては時をたがえる――という、老子の言葉をさかしまになぞって争いを惹き起こしたのが菅総理だ。国民の品性への影響も大きいので、どうしたって、辞めて貰わなくてはならないとわたしは思う。
それには、これまでも自民の西田昌司氏が命を賭けて追及してきた外国人献金問題から切り崩していくのが一番かもしれない。今日の参院予算委でも西田氏はその追及を続け、外国人献金が禁止されている理由を事務方に説明させていた。それは、外国人によって日本人の主権が侵害されるおそれがあるからなのだ。
献金を受けたのが故意であれば、公民権停止、国会議員を辞めなければならない。この問題で先に追い込まれた前原氏が国会議員を続け、憲法調査会の会長に就任したというのは当然おかしなことで、たちの悪い冗談のような出来事だ。
菅総理も、明らかに、しらばっくれているという印象を与えた。
「民主党は外国人に選挙応援して貰ってきたのではないか? これは憲法違反だ。はじめから民主党員には日本国の主権を守るという意識がない」と西田氏はいったが、そう、そうした不気味さが民主党にはつきまとっているのだ。
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