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2011年4月20日 (水)

牛の涎の如く

牛の涎の如く

ジュンク堂で、岩波少年文庫からリンドグレーンの本『川のほとりのおもしろ荘』(マディケン・シリーズ)が新しく出ていたので買いましたが、マドレーヌの絵本の横に絵葉書が二種類置かれていました。

お取りください、という雰囲気で置いてあったので、わぁほしいなと思い、いただいていいか尋ねたら、どうぞ、ということでした。2枚とも貰ってきました。
リンドグレーンの本の中に、「マディケン、生きているよろこびを感じる」「貧乏ゆえの無力さって、なあに?」という章があり、それを見ただけでも、ああ読んでみたいなと思いました。さすがはリンドグレーンだけのことはあります。

努力したところで、足元にも及ばないだろうことはわかっているけれど、わたしにしか書けないものを書いている(いや、書こうとしている……ですね)という、思いはあるのですね。

その作品『不思議な接着剤』に南フランスのカルカッソンヌ城塞都市をモデルとした街を描きたくて、いっそ行ってしまえと思いました。

お金があってそうするわけではなく、少ない夫の退職金の中から(それすら本当は定年後の生活に備えるべきなのですが、このままでは自分たちが可哀想……世界が拡がらないという何かわびしい思いがあって。子育て時代はそれはそれは倹約したものでしたから)、夫もわたしもそれぞれ一部分を好きなことに使うことにしたのでした。

それが、夫の予算がこちらに食い込んでくることがわかりました。わたしは作品を売り込んでみて、それに失敗したら、自費出版するつもりでした。しかし、何となく中途半端な金額になってしまったので、娘と海外旅行することに決めたのでした。かえって、そう決めるきっかけができて、さっぱりとしました。

まあ1冊何千円かで作れるブログの書籍化サービスを利用して作品の保存はできますし、没後出版ということだって(?)ありえます。そのうち父たちが正気に返って、母がわたしたち姉妹のために残してくれた少しばかりの土地をお金に変えることを許可してくれないとも限りません。そうしたら、母からのプレゼントと思い、本を出しましょう(ちょうど、それができるくらいの金額になりそう)。

いえいえ、そうではありませんでした。海外旅行をして(しっかり取材して)作品を満足のいくものに完成させ、自信を持って売り込むことにしたのです(現状ではやや弱いかな)。取材を作品に生かすことにかけては、自信があります!

……と、久しぶりの父夫婦の登場でしたが、相変わらずでして、何やかや間接的にいってきます[カテゴリー「父の問題」参照]。

実家を叩き潰して、更地にし、博多にマンションを購入したらしい父夫婦でしたが、過日、マンションの不動産屋さんから妹に電話がかかりました。

父夫婦は、わたしたちが勝手に侵入して何かしているという妄想から、不動産屋さんをメッセンジャーにして、呼び出しをかけてきたのでした。

わたしたちは、そんな呼び出しに応ずるつもりはありません。危険を感じます。父夫婦には頭の治療が必要なことは確かですが、自分たちでそうする気のない父たちは、人権を尊重しましょうという趣旨の法律に守られていて、無理には治療を受けさせることができません(わたしたち姉妹の人権はどうなるのでしょう? 人権って難しいものですね。まるで天秤みたいに、一方が上がれば、他方が下がるのですから)。

不動産屋さんはさすがに父たちの訴えをおかしいと思ったようで、妹が事情を話すと、わかってくれたようでした。上品な感じの不動産屋さんだったとのことです。父は即金でマンションを購入したそうで(手堅い父は昔からそうでした。大きな買い物を好む父は、相当な倹約家でもあります。だから、わたしは父が裁判を起こすまで、貧乏だと思い込んでいました。そう思っていたのはわたしだけだったことも、それによって知りました。こんな鈍いわたしにも、どこか欠陥がありますわね)、わたしたちに関する妄想以外では特に人に迷惑をかけることはしていないようです。目立たない市民として生活できているようです。

自分たちのことを知らせようとして、あれこれいってくるのだとしか思えないときがあります。

昨年、父たちは、父の相続からわたしたち姉妹を廃除するという訴えを起こしていました。その判決は今年になって下り、父たちの訴えは正当でないとして却下されました。わたしたちは一度調査員の調査に応じただけでした。家事審判というのだそうで。

仮にわたしたち姉妹が相続人でなくなったとしても、それは奥さんにではなく、わたしたちの子供に行くという調査員のお話でした。父たちの誤算だろうとの調査員の推理でした。父たちがそれを不服として訴えるとすれば、次は高裁から呼び出しがかかるのですって。

父ももう年ですから、今後が本当に気がかりです。とはいえ、父夫婦の心配ばかりしていてもどうにもならないので、なるべく普通に暮らしたいと考えています(どこか原発事故を連想させるところがあります)。

海外旅行の話に戻ると、息子も行けるかもしれないそうで、そうなると、ツアーでなく、フリーステイもいいかなと思っています。わたしだって「トイレはどこですか?」くらいはいえますよ。

娘の休みが6日しかとれそうにないため、ツアーだと厳しいのです。プラン自体がほとんどありません。

カルカッソンヌが無理なら、ローマ(及びバチカン)かパリでもいいかなと。イタリアの便器に、便座があまりついていないというのは、本当でしょうか?

最近、ブログの更新が少なかったせいか、携帯で書き始めたら、下らないことから記録しておきたいことまで、牛の涎のように出てきます。

本当は、今日の整形外科の受診記録を書くはずが……まだ循環器クリニックのそれも書いていませんでした。

右の五十肩は重症みたいです。自分でうまくストレッチができなければ、リハビリに通うことになるかもしれません。といっても、五十肩ですから、あまり深刻ではありません。

ある限られた動作をするときに、不自由を感じるだけですからね。関節内注射で腫れたのも、あんなに痛んだのも、異常なことだったみたいです。詳しくは記事を改めて(また忘れそう)。

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