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2011年3月12日 (土)

朗報!福島第一原発1号機の格納容器は破損せず。 

 枝野官房長官の会見内容を結論からいえば、日本は――あくまで現時点ではですが――命拾いしたということです。原子炉を海水で冷やすという異例の措置が採られました。これは世界初の試みだとか。

 原子炉の仕組みをわたしなりの理解でメモしてみると、まず圧力容器があって、その中に中心的な燃料があります(図解されたこの部分は、卵でいえば、黄身のように見えました)。

 その圧力容器を守っている鋼鉄製の格納容器があります。(卵の殻)。

 さらに、その格納容器を守る鉄筋コンクリートの建屋があります(卵を入れるパック)。

 午後3時36分に福島第一原発第1号機では、炉心の水が足りなくなって、発生した水蒸気が格納容器と建屋の間に漏れ出し、その水蒸気が水素になり爆発、建屋が崩落してしまいました。しかし、格納容器は破損しなかったとのことです。

 その論拠は、爆発の後、しだいに放射線量の値が下がったからだそうです。

 つまり卵を入れたパックが壊れただけで、卵は綺麗なままだということですね。

 現在は、圧力容器と格納容器の双方に海水を注入して、冷やしているところだそうです。また、海水と一緒に中性子を吸収するホウ酸を入れて、核分裂を抑えこんでいるのだとか。

この方法を採れば、原子炉はもう使えなくなるそうですが、安全第一の策を採ったということのようです。

 もう、今日一日、生きた心地がしませんでしたが、ホッとしました。地震の被害に続いて、チェルノブイリのようなことにでもなれば、もう日本は終わりだと思えました。

 まだ続報を見守る必要がありますが。海水の注入で、うまく冷却できますように……。

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