わくわくさせられるポプラ社「百年文庫」……中学生からお年寄りまで読める佳品揃い!
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ポプラ社「百年文庫」。
2010年10月創刊、2011年10月に100巻完結予定だとか。
「日本と世界の文豪が、なんと150人。一冊で三人の作家と出会える、傑作名短篇のアンソロジー!」とあります。
漢字一文字に三人三色の短編が結集させられている、という印象です。
漢字一文字に随筆を集めた作品社「日本の名随筆」を連想しましたが、あれも素敵なシリーズでした。図書館から借りて読んでいましたが、別巻の漢字二文字『珈琲』『嫁姑』はどうしてもほしくなり、買いました。
「百年文庫」は既に娘と合わせて7冊も買ってしまいました。ああもう、どうしましょう!
ざっと「百年文庫」のパンフレットを見たところでは、知っている作家もそうでない作家もあり、知っている作品もそうでない作品もありますが、知らないもののほうが多く、とにかく、あちらこちらから粒選りが集められたゴージャスなムードが漂っています。
装丁は帯に至るまで美しく、快い手触り。程よくコンパクトで(大きめの新書という感じ)、軽く、近眼・老眼にも優しい文字サイズ。
本を手にとる悦び、開いてみる悦び、読む悦びを心底覚えたのは、中学以来ではないかと思います。
児童文学好きのわたしが興奮を覚えることには、児童文学作家としても知られる作家たちの作品が絶妙にセレクトされている点です。
アンデルセン、獅子文六、モンゴメリー、ホフマン、ルナアル、マーク・トウェイン、ラム、坪田譲治、吉屋信子、アンデルセン、ラーゲンレーヴ、チャペック……
昔の作家の作品が多いようですが、ああ昔、文学作品はこんなにも丹念に書かれていたのだ、と改めて感動せざるをえません。
読むごとに感想を書けるかどうかはわかりませんが、たぶん書きたくなるに違いありません。
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