ショック療法?
午前中、パソコンに向かっていたわたしの背後で、衆院予算委員会質疑の中継があっていた(テレビが背後にある)。午後もあるはずだ。
昨日も国会中継があっているはずと思い、テレビをつけたところ、あっていず、午後にずれこんで始まった。そして、その最中に、民主党の小沢元代表が強制起訴されたというテロップが流れた。
えっ、起訴ではなくて強制起訴? 国会中継が終わったあとのニュースで、小沢元代表は市民によって強制起訴されたようなことをいっていた。わたしはますます混乱した。市民が起訴? 起訴するのは検察官じゃなかったっけ?
恥ずかしいことに、わたしは、検察による起訴とは区別される、市民の判断で起訴する制度が裁判員制度と同じ2009年5月から始まったことを知らなかった。
検察審査会(くじで選ばれた11人の市民)が起訴議決すると、検察が再調査。それでも起訴がなければ、2回目の審査。再度の起訴議決で起訴となり、検察役は裁判所が指定した弁護士が務める。議決には2回とも、11人中8人以上の賛成が必要。また2回目の審査には法的なアドバイスをする審査補助の弁護士が参加しなければならない。――という仕組み。
検察審査会自体は戦後すぐにできた制度らしいが、強制力がなかったという。
このニュー・フェースともいえる制度によって、小沢元代表は強制起訴となったわけだ。昨日のニュースで彼は無罪を主張し、離党しない意思を示していた。
そのあとの地方版のニュースで、パルコの閉館を伝えていた。パルコはこの街に1977年に開館し、売り上げのピークは1991年だったという。中心街から長崎屋→ジャスコ→ダイエー→サティの順で撤退してゆき、そして今度のパルコの撤退となった。
地方都市のドーナツ化現象をわたしが小説『地味な人』(当ブログに収録中。まだ出だしだけ)に採り上げたのは、平成12年だった。10年以上前のことで、その頃から地方都市のドーナツ化現象が深刻な問題となってきていた。この街にとって、パルコの撤退は大きいようで、心配だ。
菅首相の間の抜けたような顔を見ていると、地方に重すぎる財政的負担を強いておきながら、その大変さがいくらかでも理解できているのだろうかと疑ってしまう。
反政府デモが拡大したエジプトも心配だ。ニュースで、無法地帯となった市街地の模様や博物館の投げ出されたようなミイラが映し出された。
尾篭な話で申し訳ないが、わたしにはそれらの映像がショック療法となったらしく、下してしまい、結果的に便秘が解消した。
30年間も続いた強権政権に対し、ついに民衆の怒りが爆発したのだ。しかし、アラブ一人口の多いエジプトで、親米欧のムバラク政権が倒れ、もしイスラム主義の政権が誕生することにでもなれば、アラブは……。
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