元旦は、後半部がブーでした。
深夜に初詣を済ませたあと、ふた眠りくらいしてから起きると、年とってきたせいか早起きになった夫は一眠りして起き、喫茶店のある、行きつけの書店を冷やかして来たという。
娘が起きるのを待って、皆でお屠蘇を飲もうとしていると、息子から娘に電話。
不思議にお屠蘇を飲む時間は毎年ばらばらなのに、夫に反発して帰省しなくなった息子は、新年のこの儀式に自分も参加するかのようなタイミングで電話をかけてくる。
わたしと娘は勿論嬉しい。夫は複雑な表情。娘は弟と楽しげに長電話をする。
お屠蘇を飲み、夕方までは和やかに過ぎた。
が、その頃になると、日頃寝たり起きたりのわたしには大晦日前からのオーバーワークからくる疲れが出始め、夕飯の支度まで、一眠り。
疲れはとれず、動けない。あれこれ食べたはずの夫だが、夕飯は必ずきちんとしたものをとる人間で、熊のようにうろうろし始めた。
わたしは一眠りの前に、テーブルに餅を出しておいて、トースターですぐに焼けるように、別購入したトースター用の網をセットしておいた。
わたしは夫にその餅、次いでパン(ミルクジャム)に注意を向けさせたが、反応なし。冷蔵庫の中のハム、チーズ、食品ストッカーのお菓子にも興味を示さなかった。
わたしが用意しさえすれば、どれであれ、夫は満足して食べただろう。というより、大晦日から元旦の昼までは元気そうだったわたしが新年早々、病人のムードを漂わせ始めたことが夫には面白くないに違いなかった。
わたしは、もう少し体を休めていたかった。濃い味付けのおせちを食べたからか、やたらと喉が渇き、膀胱炎気味。腰も痛い。心臓の調子はまずまずだが、すっかり、寝たり起きたりのいつものわたしになっていた。
娘は寝ていたので、わたしは夫に皿洗いへの協力をほのめかした。夫は「はっきり、云やー、いいやん!」と怒鳴って、ガチャガチャと皿を洗い出した。
はっきりいおうと、ほのめかそうと、家事への協力を夫は嫌悪する。ただ買い物は上手になった。
もしわたしが入院になれば、前の入院のときのように、全ての家事の負担が娘にかかってくる。せめて、皿洗いくらいは夫にできるようになって貰いたいので、夫の皿洗いを見守っていたのだが、ガチャガチャの音は高くなった。
要するに、わたしを怒らせたいのだ。その手にのってはだめだと思いながらも、叫んでしまった。「やめてよ、お皿が割れるでしょ!」
わたしは起きて、キッチンへ。食器乾燥機の中はいっぱい。わたしはまず、それを出してから皿洗いにかからなければならないと指導しようとしたが、「頼むんなら、ケチをつけるな」という。
そこから口論になり、なぜかテーマはごみ処理施設にまで及び、初喧嘩しつつ、正月用の食器以外の無難なものを洗って貰うに留め、夫には引き揚げて貰った。
夫が未だに食器洗いさえ、洗濯さえ、まともにできないのは、途中でこうして喧嘩になるからだった。
わたしはぼーっとした頭で、公文教室ではやる気のない子や問題児をどう指導してたっけ、と考える。そんな子は大抵、教室側の努力にも拘わらず、そのうち自分から辞めていった。
ママ友の一人は夫の会社の同僚の奥さんで、家事もこなす優しいご主人に恵まれていて、その協力の下に子供たちの手が離れるのを待って働き始めた。
仕事は大変だろうが、充実した家庭生活だろうと思っていたら、3人いるうちの成人した末っ子が問題児(我が儘な青年)になっているそうで、夫に似ていた。同じ蟹座。
蟹座は本来は家庭的な星であるだけに、星の位相がよくないと、非家庭的な性格を強調したような傾向をもたらしたりする。
夫は、不器用で、我が儘な手に負えないところのある男ではあるけれど、こちらが強く輝いているときは、部下にも下男にもアッシーくんにもなってくれる男ではあることを、忘れないようにしたい。わたしに、うまく使いこなせていないだけだ。
もしわたしが作家になれたら、案外協力してくれるのではないだろうか(希望的観測かもしれないけれど)。
東京の従姉が書いてきた。「行商には、来たの? 連絡待っていたけれど……もしまだだったら、ホテルがわりにしてネ。」
行商というのは出版社回り、売り込みのことだ。こんなもたもたした状況にあり、作品がまだ当分仕上がりそうにないことを書こうかどうしようか。
文学仲間からも年賀状をいただき、ありがたかった。Kさんの創作状況はどうだろう?
Oさんのことがあって縁が切れたと諦めていたFさんも、「またお茶を飲みましょう」と書いてくださった。そして……、
☆Kくん、申し訳ありません! お返事が、そのままになっていました。あまりにきちんとした美しい文面が眩しくて。さすがは作家ですね! いただいたメールは、宝物として大事にします。
今度会うときはわたしのほうから連絡をすることになっていた、同じ街に住む友人……すっぽかしたまま。文面に少し、怒りあり?
レッドクロスに入院したときに同室だったMさん、Kさんからも頂戴してしまった……。
放置状態の交友関係に青ざめる。年賀状のそこ、ここからなつかしい顔、顔、顔……。
☆ごめんなさい皆様。年賀状、実はまだ1枚も書いていないのです。寒中見舞いにならないうちに、必ず書き終えます。
皮1枚で交友関係をつないでくれている年賀状。大事にしなくては。
ああもう少し元気になって、あの顔、この顔に会いたい。元気になりたい。
・‥…━━━☆・‥…━━━☆・‥…━━━☆
初夫婦喧嘩後に作ったお雑煮。
昨年は西京みそを使ったお雑煮にチャレンジしてみましたが、今年はいつものしょうゆ仕立てに戻しました。
昆布と鰹節でだしをとり、しょうゆとみりんで味つけ。具材は、かつを菜、かまぼこ、餅。あっさりしているので、餅を沢山入れても、いつのまにか食べてしまいますよ。
餅は気分により、焼いたり、焼かなかったりですが、これはトースターで焼いています。うちのしょうゆは減塩しょうゆ。
亡き母がつくってくれていたお雑煮は、だしに鶏が入っていました。具材は同じ。
服部先生のレシピ『山いもとまぐろのわさびじょうゆ』を参考にしたものです。わたしは長いもで作りました。山いもで作るより、あっさりしています。刻み海苔を散らすつもりで用意しておきながら、どういうわけかパセリを飾っています。
濃い味つけのおせち料理で喉がしきりに渇くので、バナナジュースも作りました。
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