アンコールワット展
芸術会館で開催中の『アンコールワット展』に行きました。
カンボジアというと、どうしてもポル・ポト政権時代の暗いイメージがつきまとい、正直いって気分が乗らなかったのでしたが、アンコートワット展……やはり観ておかなくてはと思い、出かけた次第。
行ってよかったと思いました。
クメールの微笑というだけのことはある、澄んだ湖面を想わせる仏像の静謐な優しい微笑は、他では観られないものでしょう。
クメール文化の成熟度、その核にあった思想的な深みが感じとれました。
仏像の容貌から、わたしは何となく、ミャンマーのスー・チーさんを連想したりしました。ああいった面立ちの仏像が多かったのです。鬼神のユーモラスさは、独特な味わい。
金箔が残っている仏像もあり、当時の煌びやかさを想像させられました。アンコールワットの壮大さも。
図録を、帰宅したらゆっくり見たいと思います。
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