21日に、循環器クリニック受診
頭の中が完全にXmas、お正月モードになってしまい、循環器クリニックの受診記録を忘れてしまうところだった。携帯から、ざっとでも書いておこう。
インフルエンザの予防接種の費用は3,600円と貼り紙にあった。
混合の種類が増えて高くなったなあと思う。インフルの予防接種を受けるかどうかは診察時に先生の意見を訊いてから決めようと思っていたが、待ち時間が長かったせいもあり、診察までに忘れてしまっていた……。
血圧は低かった。
先日の大学病院の消化器内科で測ったときは、お昼の薬を飲み忘れて診察を受けてしまい、血圧の値が高くなっていた。だから消化器内科のS先生から、吐き気は高血圧からではないかといわれてしまったのだ。
元々は高いほうだが、薬で下がっているので、その心配はありません、というと、S先生は、更年期障害の可能性も……と続けられた。
たまに薬を飲み忘れると、覿面、血圧が高くなったり、頻脈になったりするので、やはり薬でよくコントロールされているんだなあとありがたく思う(それを思うと、喘息や冠攣縮性狭心症くらいの副作用は仕方がないと思う。肝機能に影響がないのはありがたい)。
それにしても、肝炎と胃炎と逆流性食道炎を患いながら3㎏近くも体重が増えるなんて、どういうことだろう? うちの体重計が壊れているのかと思っていた。
見た目にはそれほど変化が感じられないのだけれど、ワタクシ的にはゆゆしくも、摩訶不思議な事態だわ。
幸い、肝炎はぐんぐんよくなってきているみたいだし、このところ胃の具合もよくなってきて食欲が出てきたので、そのうち痩せるだろう(?) コーヒーやお茶の味はまだ変に感じるけれど。
名を呼ばれて診察室に入ると、先生はわたしが受付で渡した大学病院からの報告書に見入っていらした。
「あれー? 僕ね、うちでした検査結果はファクスでS先生に送ったんですよね。うちで飲んでる薬、何ともないって?」と、先生は情けない声を出された。
大学病院で受けた検査結果は、グラフまで添えられて詳しい報告がなされているようだったが、言葉としては循環器クリニックで飲んでいる薬はわたしには問題ありません――といった主旨のことが簡単に書かれているだけだった様子。
そういえば、代診の先生による報告書にも、薬剤性肝炎と判断します――と簡単に書かれていたみたいだった。
おふたかたとも、決して寡黙というわけではなく、多弁なくらいなので、それから察するに、文章での説明はお得意ではないのかもしれない。
わたしは補った。「逆からいえば、先生から出していただいた薬以外は全て危ないということで……ここで出していただいた薬以外は一切飲むなとまでいわれました」
「フルタイドもいいって?」と先生。「はい」とわたし。
すると、先生は納得したような、しきれないような複雑な表情をなさり、無言。
「あと1回だけ見せて、とおっしゃいました。1月5日に行くことになっています。そして、長い時間をかけてゆっくりと見ていったほうがよいともおっしゃいました」とわたし。
先生は初めて納得したように深く頷いて、「そう。じゃあ、それ以降はここでしっかりと診ていきますからね。1月に診察に行ったら、そのときの内容は詳しく教えて」とおっしゃった。
心臓だけ診ていただいていたのが、呼吸器内科の閉院で喘息も……今度は肝機能のチェックまで。何だか申し訳ないなあ。
「で、心臓の調子はどうなの?」と先生。「心臓のほうはこのところ、すごくいいんです」とわたし。この夜、発作が起きるとはね。なぜか、よくあるパターンだけれど。
いつものように脈と胸の音。血液検査でわかっているからだろう、目を診ての貧血のチェックはなかった。
「では、年末年始はどこへも行かず、家にいるんですね?」と先生。
わたしは家にいるとも旅に出るともいったわけではないので、これは、年末年始には家におとなしくしていなさいという指示なのだ。
「はい、家で過ごします」と、自ずから優等生じみたムードになり、わたしは答えた。
「息子さんが、帰って見えたりするだろうね?」と先生。「いえー、どうでしょう。主人と折り合いが悪いんですよ。男同士って、難しいですね。どうして、ああなのかしら?」とわたし。
先生は包容力のある表情で、「そうあるよ。僕もそうだった。親父は元気がよすぎてさ……」「ぶつかる? 似すぎているからかしら?」とわたし。
すると、先生は驚いたような顔をなさり、「僕は、全然違う」「そういえば、うちも違いますね。でも、親子なのになぜ?」と、不思議なわたし。「親子だから、じゃないかなあ。むしろ、親子だから……」と静かな真剣な面持ちで、先生。「親子だから、ぶつかる?」とわたしがいうと、先生は子供に返ったような、繊細そのものの表情で微かに頷くようになさった。
春のように明るい先生の複雑な内面を垣間見た気がした。あの柔らかな明るさは、その複雑な翳りにしっかりと支えられていてこそ、なのかもしれないとわたしは思った。
何だか、癒やされた受診だった。
薬はいつもと同じ。(心臓の薬)インデラル、ヘルベッサー、アイトロール、シグマート、頓服のニトロペン。(喘息の薬)フルタイド。
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