ノーベル文学賞は、ペルーの作家マリオ・バルガス・リョサ氏
ニュースによると、スウェーデン・アカデミーは、2010年のノーベル文学賞をペルーの作家マリオ・バルガス・リョサ氏に授与すると発表したそうだ。
ノーベル文学賞が発表になる前後の時間帯、わたしはジュンク堂書店にいた。そして、たまたま岩波文庫のコーナーで、バルガス・リョサの『緑の家』が目にとまった。ノーベル文学賞関連で意識にのぼったのではなかった。
ラテンアメリカの現代作家として、バルガス・リョサは、ガルシア=マルケス、フリオ・コルタサルといった作家と共に思い浮かぶ作家だったが、その中で、わたしはバルガス・リョサの作品だけ未読だった。
「そういえばバルガス・リョサの作品、まだ1冊も読んでないなあ。1冊くらい、読んでおくべきよね」とわたしは心の中でつぶやいたものの、上下巻の重厚そうな本の雰囲気に、「また今度にしよう」と思い、上の階の児童文学のコーナーに行ったのだった。
ジュンク堂を出ながら携帯でネットニュースを見て、バルガス・リョサにノーベル賞が授与されることを知った。たった今、彼の本を見たばかりだったというのに、買い損なったと思い、悔しくなった。
書店勤務の娘にいわせると、「どうせ、そんなには売れないから大丈夫だと思うよ、急がなくたって」といったが、売り切れるのを心配したのではなく、すれ違った感覚の残るのが嫌だったのだ。ジュンク堂はもう閉まってしまった。
家族で中心街に来ていたので、夫に明林堂に回って貰い、岩波文庫版『緑の家』上下巻を購入した。読まなければならない作家という思いは、ずっと以前からあった。この機会に読んでおきたい。
よくも悪くも甘さの見られない作品であるような予感がして、気が乗らなかったのだが、実際に読んでどう感じるかはわからない。
そのうち、感想を公開する予定(という気分で今はいる)。
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