『ノルウェイの森』公式上映のニュースで、アクセス数が急増
創作メモを書く前にと思い、アクセス解析を見たら、この時間にしてはアクセス数が多く、それも以下の村上春樹『ノルウェイの森』の記事に集中していた。
2006年5月 3日 (水)
村上春樹『ノルウェイの森』の薄気味の悪さ(Ⅰ)
https://elder.tea-nifty.com/blog/2006/05/post_0e40.html
ググってみた。
第67回ヴェネチア国際映画祭で9月2日(現地時間)夜、コンペティション部門に出品されている『ノルウェイの森』の公式上映が行われた。
というニュースが出てきた。それで多いのか。
村上春樹の諸作品及び創作姿勢には批判の気持ちがあるが、映画好きのわたし。観に行くつもりだし、早く観たい。
観たら、レビューを書く予定。原作との比較、小説及び映画がつくり出す社会現象にも触れてみたい。
12月11日公開。監督はトラン・アン・ユン監督というベトナム系フランス人だそうで。キャスティングについてもググってみた。
- ワタナベ→松山ケンイチ
- 直子→菊地凛子
- 緑→水原希子
- キズキ→高良健吾
- 永沢→玉山鉄二
- レイコ→霧島れいか
動画など、見てみた。
この話題からは離れるが、わたしが直子の友人だったら、ワタナベくんと別れるように忠告し、彼女が《ワタナベ幻想》から離脱できるように、可能な限りサポートするだろう。
作品の中では直子の病名を書いてあるわけではないので、あくまで想像するしかないが、わたしはどうしても統合失調症と、それを長年患っている女友達を連想してしまうわけなのだ。
統合失調症は周囲のサポートが必要な病気だが、死ななければならないような病気ではない。
また話題からは大きくずれるが、わたしは神秘主義者なので(それなりの実体験を経ている)、人間はこの世に――その人が自身に課した――宿題をやり遂げるために生まれてくるのだと考えている。この世の波に揉まれ、洗われて、各人のオーラの色合いをより美しくするために、ここに降りてきたのだと思っている。
そうした観点から統合失調症の友人を見ると、2年前に博多で会ったときの彼女は、昔に比べると、混乱した自分をコントロールできるだけの統合力を育みつつあるように感じられた。内的な力強さがあった。自覚のある修行僧のように見えた。
わたしにとっては彼女は得がたい生涯の友人であり、創作姿勢には常に彼女の影響が及んでいる。ひじょうに哲学的な一面を持った人で、審美眼はすばらしい。
若いときはとても美しかった人だから、直子役がぴったりだったろう。いや、あのストーリー展開では、やはり彼女には合わない。
互いに年をとってくると、先のことが心配になるが、まあ何とかなるだろう。頭のすばらしくいい人だから、不安も募るようだが、あれこれ対策も立てているようだ。わたしたちは登山仲間のようなものだ。
年末までに2回博多に行く予定なので、そのうちのどちらかで彼女に会えればと思っている。
ちなみに、わたしの最近の一押し映画は『インセプション』です。あらゆる意味においてスタイリッシュな映画でした。レビューを書きそびれていますが。次は『アバター』、その次は『アリス・イン・ワンダーランド』かな。カテゴリーに、シネマ・インデックスを用意しています。
- アバター
https://elder.tea-nifty.com/blog/2010/01/post-06e3.html - アリス・イン・ワンダーランド
https://elder.tea-nifty.com/blog/2010/05/post-141c.html
※ 申し訳ありませんが、当記事に関するコメント、メールは受け付けておりません。
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