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2010年8月28日 (土)

漢方軟膏の使い心地③/秋の気配に敏感な関節

 7月6日に漢方軟膏を使い始めてから、使い心地を時々ご報告してきました。

 紫雲膏(シウンコウ)は3本目。神仙太乙膏(シンセンタイツコウ)は時々耳に使う程度なので、まだ半分以上あります。

間違いやすい軟膏に、協和新薬の『太乙膏(タイツウコウ)』があります。これはサルファー剤入り軟膏で、別物です。

 これまでの経緯を説明しますと、最初は頭蓋骨腫瘍を摘出した痕が痒くなったことから始まって、左耳、うなじ、右こめかみに湿疹が拡がった頃からステロイドのリンデロン・ローション、リンデロン軟膏を塗り出し、それが効かなくなって、頭の中全体と顔のあちこちに痒みが拡がりました。

 その段階で、漢方軟膏の使用を始めました。こめかみには塗ってしまいましたが、顔にステロイド軟膏を塗ることは避けたかったからでした。

 初めに一気に紫雲膏を使い、頭全体に拡がっていた湿疹を、うなじと耳と頭の中の一部分(ここが司令塔?ではないかと思うほどにしつこく痒い。触っても何もなさそうなのですが。下に変な腫瘍でもあるのではないかと疑うほどです)に封じ込めることに成功したものの、以後は、そこがよくなったり悪くなったりを繰り返しているといった現状です。

 それでも、漢方軟膏を塗る前よりは、明らかに改善された状態です。睡眠中、無意識的に掻き毟ることがほとんどなくなりました。

 悪くなるときは、外出したり、いつもより暑くて汗を沢山かいたときですから、汗が原因で治りきれないのかもしれません。この酷暑を漢方軟膏で乗り切り、治りはしていないものの、まあまあの状態に保てているのだから、漢方軟膏はわたしには合っているといえそうです。

 で、その漢方軟膏の使いかたをわたしなりに思考錯誤してきたわけですが、今週の木曜日から、ハーブとの併用を本格的に始めました(わたしはデパートに入っている「生活の木」で購入していますが、ここは通販もありますね)。

 刺激の少ない「フローラルウォーター」シリーズの『ラベンダー』『ローマンカモマイル』を持っていましたが、それに加えて、『月桃』を試しているところです(100mlで税込1,365円)。

 ラベンダーとローマンカモマイルをコットンや手にとって時々塗ってきましたが、うなじや頭の中の一部分には頭髪が邪魔をして、塗った気がしませんでした。

 そこで、以下のスプレー容器『青色アトマイザー 50ml』(税込420円)に移し、直に皮膚に吹きつけて使っています。このタイプは、キャップをフローラルウォーターに付け替えても使えて便利です。フローラルウォーター本体も、ウォーターを入れたアトマイザーも、冷蔵庫で保管しています。 

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 ハーブは皮膚の状態によって合う合わないがあるので、本当に試行錯誤ですけれど、わたしは現時点では入浴後に月桃を使い、それで痒みが出たらカモマイル。入浴のいくらか前には紫雲膏を塗って、シャワーで流すという風にしています。

 痒みの強い日は漢方軟膏に頼っています。ただ、塗りっぱなしにするにはべとべとしすぎますし、皮膚が油(及び脂)疲れする気がするのです。わたしの場合は塗りすぎると、効き目が悪くなり、痒くなってきます。

 なぜ、また本格的にハーブを試し始めたかというと、無添加化粧品「ファンケル」の化粧水と乳液が時期的に合わないことがあって、最近特に瞼に痒みが出ていたのですね。

 この痒みは、うなじやこめかみにステロイド軟膏を使っていた頃からそうで、瞼にだけは塗らないで、我慢していました。赤くなって皮が剥げていましたけれど。漢方軟膏を薄く塗ったら、瞼の状態はほぼよくなりましたが、それでも時々痒みがありました。

 それが最近、皮膚が暑さ負けしたのか、ファンケルの化粧水と乳液がいよいよ合わなくなって、顔全体がうっすら痒くなるようになりました(ただ無添加のファンケルが夏だけは合わなくなるというのは例年のことで、今年は酷暑でもうまくいっていたほうでした。以前は夏だけ「茶のしずく」を使っていました)。

 それで、ハーブに関心が向いたのです。調子がいいとラベンダーとファンケルの乳液でいいのですが、最近はその乳液が合わないので、困っていました。わたしはラベンダーだけですと、乾燥します。

 生活の木で、敏感肌によいハーブを改めて尋ねてみますと、『ラベンダー』『カモマイル』『月桃』ということでした。

 前に娘が使っていた月桃の乳液をわたしも試し、「合いそうだわ」と感じたことを思い出し、月桃のフローラルウォーターを使ってみることにしました。

 合う場合は、効果がすぐに出るというお店の人のお話でしたが、瞼につけてすぐに痒みがとまりました。うなじの痒みにもいいです。

 それでも痒みが出るときはカモマイルをつけ(掻き毟った傷にカモマイルがいい気がしています)、それでも痒いと漢方軟膏、という具合に使うことにしたのでした。

 これから涼しくなり、さらに寒くなると、また皮膚の状態が変わるので、新たな試行錯誤が始まるのでしょうが、ステロイド軟膏にはもう戻りたくありません。

 そういえば、過日、体調日記のほうへご訪問くださったかたから、娘が通院していた小倉の漢方クリニックを知りたいというお問い合わせがありました。

 娘が通っていたのは5年ほど前のことなので、先生が現在ご健在かどうかもわからないという事情をメールに書いた上で、クリニックの住所と電話番号をお教えしました。

 幸い先生はご健在のようで、そのかたは受診されたみたいです。娘がよくなるまでには数年かかりましたが、本当に綺麗な皮膚になりました。そのかたの治療もうまくいくことをお祈りしています。わたしも近ければ、通うのですけれど。

 ところで、涼しくなることを願ってきましたが、昨日からいくらか涼しくて、すると、何とずっと忘れていた左膝の関節が早くも疼いたではありませんか!

 心臓と呼吸器も寒さには弱いし……うーん、暑さが過ぎたら過ぎたで、また何かかやとブログに書くことが出てきそう。いつもこんなことばかりで、ごめんなさいね。

2010年7月 6日 (火)
漢方軟膏を試し始める

https://elder.tea-nifty.com/blog/2010/07/post-af4a.html

2010年7月 8日 (木)
掃除中に……

https://elder.tea-nifty.com/blog/2010/07/post-3da5.html

2010年7月 9日 (金)
夢に出てきた野上弥生子。息子からの電話。

https://elder.tea-nifty.com/blog/2010/07/post-1452.html

2010年7月10日 (土)
さっぱり感。

https://elder.tea-nifty.com/blog/2010/07/post-8024.html

2010年7月13日 (火)
漢方軟膏の使い心地①

https://elder.tea-nifty.com/blog/2010/07/post-dec9.html

2010年7月29日 (木)
漢方軟膏の使い心地②
https://elder.tea-nifty.com/blog/2010/07/post-4a9a.html

漢方医を見つけるには、サイト『漢方のお医者さん探し』が便利ですよ。 

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