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2010年6月19日 (土)

芥川賞の公益性

 芥川龍之介賞・直木三十五賞の選考と授賞を行っているのは、日本文学振興会で、所在地は文藝春秋ビル内です。

 芥川賞・直木賞の他にも、日本文学振興会は、「文芸の向上顕揚を計ることを目的」として、大宅壮一ノンフィクション賞、松本清張賞、菊池寛賞の選考と授賞を行っています。

 つい忘れがちなのですが、この日本文学振興会は文部科学省所管の公益法人なのですよね。

 ところで、公益法人について、深井行政書士事務所http://www.fukai-office.jp/のサイトから、以下に抜粋・紹介させていただきます。

新公益法人制度についてQ&A
 ⇒http://www.fukai-office.jp/category/1244208.html                  
                        
Q1.社団法人・財団法人に関する新しい法律ができたと聞きましたが? 

明治以来110年振りに公益法人の制度が見直され 平成20年12月 1日に施行されました。                     
                        
今回の大改革により全国で25,000の社団法人・ 財団法人は公益性を証明して税優遇を受けるか、公益性を否定されて課税されるか 5年間の移行期間に何も しないまま解散させられるかの大転換を迫られています。

 選考と授賞を行っている日本文学振興会が公益法人であることを考えれば、文学に関心のあるかたもそうでないかたも、芥川賞・直木賞にもっと関心を寄せて、これらの賞が公益性に適っているのかどうか、考えてみてもいいはずです。

 ちなみに以下は、 日本文学振興会の平成21年度収支予算書へのリンクです。
  ⇒http://www.bunshun.co.jp/shinkoukai/pdf/h21shushi.pdf

 芥川賞・直木賞にどれくらいのお金が使われているのかを、知ることができます。

関連記事:文学界の風穴となるだろうか?
                         ⇒https://elder.tea-nifty.com/blog/2010/06/post-9dc1.html

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