息子の葛藤
今年、社会人ドクターとなった息子。
入社して2年目になり、仕事も面白くなってきて、上司の期待も大きくなってきたことが、ドクターコースにいる息子にとっては、逆に負担となる一面があるみたいだ。
研究に専念する道をあれこれ探って迷いも生じるようだが、いずれにしても、気長を心がけ、速断は避けたほうがいいのではないかという気がする。
物事を成し遂げること、いや、それ以前にライフワークを持続すること自体が本当に容易ではない。
わたしなども同じ葛藤を抱えてきて、社会的に見れば、一専業主婦以上でも以下でもないが(以下にはならないように頑張っている)、一人の人間としてはわたしなりに毎日が闘いで、その闘いとは、創作する時間を作るための闘いといってもいいすぎではない。
創作に関しては、誰も強要する人がいないだけに、自分がやめようと思えば、それで終わりなのだから、その自分との闘いともいえる。また、創作をやめたからといって、それが悪いとは限らない。全ては自分次第だ。
そういえば、継続は力なり、という言葉があった。フランシス・ベーコンの言葉だったっけ? と思い、調べてみたら、やはり彼の言葉で、元々は以下の言葉だという。
「知は力なり」(Ipsa scientia potestas est)
出典は 『聖なる瞑想。異端の論について』(1597年)。
二つの言葉は随分違う気がするけれど。尤も、知を育むには継続した努力が必要ではある。『聖なる瞑想。異端の論について』とは、如何にも面白そうなタイトルだ。わたしは昔、フランシス・ベーコンの本を図書館から借りてきて、熱中したことがあった。
『ニュー・アトランティス』以外は覚えていないが、また彼の本を読みたくなった。当時は一風変わった哲学者という印象だったが、神秘主義の本にはよく出てくる人物だから、今読めば、また印象が違うかもしれない。
話は変るが、当ブログの左サイドバーに、自分のためのメモ帳をつけて、何日か経つ。これはとても便利で、重宝している。さっとアクセスでき、さっと書き込めるのだ。ブログとして活用するのが、一般的な使いかたなのだろうが。
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