ニトロ舌下後、見た夢
歯にぴりぴりした痛みが何度か起き、息苦しさがあったので、発作の前兆と思い、ニトロ舌下。
まず涼しさが葉脈を伝う感じで腹部に達して、そこを楽にし(おなかが張って苦しかった)、次に胸と頭と左腕に、やはり葉脈を拡がる感じで伝わり、涼しく軽やかにした。
昨日の時点で何となく胸苦しさがあったのでニトロの使用を迷ったが、使ったほうがよかったかもしれない。
おなかの張りは心臓からと胃腸から起きることがあり、どちらが原因かわからないことがある。胸苦しさも、原因が心臓か喘息か、わからないことがある。
循環器の先生は、何かおかしいと感じたら、とにかくニトロを舌下してみるように――とおっしゃる。
胸痛があれば、迷わなくて済むのだが、そうでないときは、どうしても躊躇してしまう。
使うと気持ちがよいが、そのあと虚脱感に似た疲れが起きることがあるから。
ところで、舌下後、洗濯物を干さなくてはと思いながら、すぐに寝てしまった(洗い直しだ)。
いろいろと夢を見た中に、魔女の夢があった。先日から魔女のことばかり、書いていたからだろう。
魔女といっても、白い魔女という感じで、2人の宮廷婦人のようなドレス姿のブロンドと栗色の女性たちが、別の2人の女性たちの戴冠式と成人式を兼ねたような儀式のために、衣装選びをしている。高貴な雰囲気。
儀式は、宮殿のテラスから見える山の頂きまで飛んでいって、そこで行われるという。
ここはヨーロッパのどこだろう、と思い、「ここは何という国ですか?」と訊くと、彼女たちは 「あら、日本に決まっているじゃない。ほほほ……」と笑う。
わたしは赤くなり、そういわれると、アルプスかと思ったけれど、久住にも見えるわね……と考える。
ブロンドの女性が着ていたドレスはすんなりしたタイトに近い、膨らみの少ないもので、サファイア・ブルーに黄色い大きな星を散りばめた、大胆で素敵なデザインだった。
そういえば、上山安敏『魔女とキリスト教』(講談社学術文庫、1998年)によると、異端審問で異端者とされた重罪人は、黄色い十字架の印を身に着けさせられたという。「黄色は当時から軽蔑の意味を持ち、ユダヤ人と売春婦に着用されたのである。」
わたしは今でこそ黄色が好きになったが、以前は黄色が怖ろしかった。黄色を見るだけで、叫びたいような恐怖心に駆られたのだった。
反対に、ブルーは何ともいえない安らぎを与えた。大学時代のわたしは、仲間うちで、ブルーの服しか着ないことで知られていた。寮には、ブルー=わたし、と刷り込まれた人までいたほどだった。
アーサー・ガーダムは、カタリ派僧侶は深青色のローブをまとったと書いている。
もしかしたら、いくつもあるに違いないわたしの前世のうちには、カタリ派として迫害された人生も混じっているのだろうか? でも別に、キリスト教会を怖いと思ったことはない。むしろ、大学時代にはひじょうに心惹かれた。
前掲書には、産婆が魔女とされることが多かったとあるが、それには当然、キリスト教会の利害が絡んでいた。
そのうちの一つは、砂糖の営利権だったという。
こうしたことも含めて、健康の記事と一緒にしてきた前掲書からのノートを、Notes:不思議な接着剤にまとめておきたいと思う。
しかし、産婆を迫害した男たちだって、当時はほとんどが産婆の介助で生まれただろうに……と不思議な気さえする。
仮に魔女がいたとしても、魔女が簡単に捕まったり火刑台に上がったりするはずがない、とは彼らは思わなかったのだろうか?
魔女が箒に跨っている姿は、わたしには物哀しく映る。万能に近い力を付与されてさえ、彼女たちは家事から解放されえなかったのだ――と思うと。進化した魔女は、掃除機に跨るのかしら?
前掲書には、魔女を合理的に活用しようとしたスウェーデン国王の話が出てきて、笑わせる。彼は自国の軍隊に4人の魔女をつけ、デンマークの国境に進軍したという。残念なことに、大公ジギスムントの魔女作戦は効果なかったらしい。
マグダラのマリアが初代教皇になっていれば、キリスト教の歴史は、世界はどんなに変わっていただろうと思う。
それはそうと、ニトロを使う前に、昨夜少し観、前にも観た映画『ローズ』の感想を書こうとしていたのだった。
ロック・シンガー、ジャニス・ジョプリンをモデルとしているが、安手なシンガー像に仕上がっている。恋するしか能のない女性に。
昔ジャニスの伝記を2冊読んだが、とても知的な女性だという印象が残った。実際、とびこし級をするほどの頭脳で、読書家だった。
ジャニスは、テキサス州ポート・アーサーにユダヤ系アメリカ人として生まれた。中産階級の家庭だった。
黒人になろうとしたかのように歌ったが、あらゆる差別に敏感で、彼女の歌はそれに対するレジスタンスの一面を持つ。
携帯からなので、パソコンから改めて(気が向けば)。高崎山のお猿さんのことも。
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