その後の父夫婦
父夫婦は福岡の海の見える場所にマンションを購入し、それなりに落ち着いて暮しているらしい。父は昨日、移転前に同じ地区だった不動産屋のご主人を訪ね、船工芸を始めるといっていた由。
何より。その状態ができるだけ長く続いてくれればと願う。
父夫婦が放置していった土地の問題が出てきた。まだ母名義のその土地。ほしい人がいるそうだ。わたしたち姉妹は父と共同で処分してしまいたいと考えている。何しろ父は変な裁判沙汰を吹っかけてきたくらいだから、どう見ても昔のような頭のまともな父ではない。移転後に、土地の税金の支払いを拒否したので、わたしたち姉妹に催促が来るようになった。
土地からのメリットは何もないまま、税金だけ支払わなくてはならない恰好だ。相続の拒否もできるが、とりあえず、わたしたちは係りの人に事情を話し、滞納していた。が、いつまでもこういうことを続けるわけにはいかない。
わたしたち姉妹は福祉関係者を通じて、父にこうしたことを伝えた。前出の不動産屋のご主人と、父は割合親しくしていたらしい。不動産屋のご主人が、土地をほしがっている人のことを話すと、父は売る気になったようでもあるらしい……わたしたち姉妹がそれにかかる費用を全て払えばというわがままさだが。
父夫婦のことでは、いずれ裁判が必要となるかもしれないが、とりあえずは土地の件がうまく片づいてくれればと思っている。そしたら、田舎のことなので、大した額にはならないかもしれないが、出版実現に向けてのプチ軍資金にはなるかもしれない。
何にしても、何も自分のお金がないという今のわたしの状況では、身動きがとれない。
今どき、素人の作品を最初から商業出版してくれる出版社があるとは思えない。とはいえ、土地の件がうまくいかなければ、仕方がないから、印刷屋さんで冊子にして、それを名刺代わりに営業活動をやってみたいと思っている。
占星術で、55歳以降はまさに作家という配置になっていなければ(特に海外でヒットする配置)、このご時勢、そんな行動すらとろうという気になれなかったかもしれない。とにかく今は、時間がかかったとしても、勝負できそうなよい作品を完成させたい。
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