NHK連続テレビ小説『ゲゲゲの女房』がスタート
漫画家・水木しげるの妻・武良布枝の自伝「ゲゲゲの女房」をもとにしたドラマ。
東京都調布市が結婚生活の舞台。鳥取県境港市が水木しげるの出身地。島根県安来市が妻・布美枝の出身地。
第一話では、ヒロイン・布美枝と水木しげるの見合いの場面が冒頭に出て来た。亡くなった祖母が語り、見守る。
大人のヒロイン役は長身の爽やかな美人、松下奈緒。水木しげる役は、向井理。水木しげる役にしては可愛らしすぎる気もしたが、癖のある感じを出そうとしていた(ちょっと違う気がするけれど)。ヒロインの父親役は大杉漣、母親役は古手川祐子、祖母役は野際陽子。
見合いの日から、ヒロインの子供時代に遡る。大家族の中で、大人しい布美枝の小さな声は掻き消されてしまう。怖がりの彼女は妖気を感知しがち(?)で、その体験を誰かに聞いて貰いたかったのだが……。
そんなヒロインを濃やかに気にかけて可愛がってくれたのは、叔母だった。商家に嫁いだ叔母が体調を崩したと聞いたヒロインは、ラジオ体操の皆勤賞で貰ったミルクキャラメルで見舞おうと、駆け出す。
幸い、叔母は元気だった。
しかし、行きはよいよい、帰りは怖いで、鎮守の森を通り抜けようとするヒロインは、背後に妖気を感じ、足音を聴く。画面では、水木ワールドから抜け出して来たようなユニークな何ものかが登場していた。
子供のヒロインを演じる子役が、愛くるしい。演技も自然で、好感が持てる。昔めいた雰囲気が、心地よい。ミルクキャラメルが美味しそうだった。
ヒロインの子供時代の舞台となっていた島根県の安来市には、昔、行ったことがある。
その日は雪が降っていた。九州の家とは違った、屋根がどっしりとした造りで、山陰を感じさせた。どこかしら古風な趣のある、落ち着きのある街だった。
水カレイの一夜干しを焼いたのが、しっとりとした美味しさで、あれほど美味しい一夜干しは、後にも先にも食べたことがない。
| 固定リンク
「アニメ・コミック」カテゴリの記事
- 「ESMA Movies」チャンネルの素敵な CG アニメ作品の数々(2020.07.02)
- 山岸凉子『レベレーション(啓示)3』(講談社、2017)を読んで(2018.01.12)
- 発表に気づかなかった「芥川賞」「直木賞」。山岸先生『レベレーション』第2巻の感想はまだ書きかけ。(2017.01.29)
- 正月気分の体調。ジャンヌ・ダルク。キャベツと焼豚のからし酢和え。(2017.01.09)
- 正月に読む楽しみ、山岸先生の『『レベレーション』第2巻、政治情報誌『ジャパニズム34』。(2016.12.27)
「文化・芸術」カテゴリの記事
- 芸術の都ウィーンで開催中の展覧会「ジャパン・アンリミテッド」の実態が白日の下に晒され、外務省が公認撤回(2019.11.07)
- あいちトリエンナーレと同系のイベント「ジャパン・アンリミテッド」。ツイッターからの訴えが国会議員、外務省を動かす。(2019.10.30)
- あいちトリエンナーレ「表現の不自由展」中止のその後 その17。同意企のイベントが、今度はオーストリアで。(2019.10.29)
- あいちトリエンナーレ「表現の不自由展」中止のその後 その16。閉幕と疑われる統一教会の関与、今度は広島で。(2019.10.25)
- 天も祝福した「即位礼正殿の儀」。天皇という存在の本質をついた、石平氏の秀逸な論考。(2019.10.23)
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- (26日にオーラに関する追記)「前世療法は、ブラヴァツキー夫人が危険性を警告した降霊術にすぎない」を動画化するに当たって、ワイス博士の著作を読書中②(2021.01.25)
- 「前世療法は、ブラヴァツキー夫人が危険性を警告した降霊術にすぎない」を動画化するに当たって、ワイス博士の著作を読書中(2020.11.19)
- Kindle版評論『村上春樹と近年の…』をお買い上げいただき、ありがとうございます! ノーベル文学賞について。(2020.10.16)
- 大田俊寛氏はオウム真理教の御用作家なのか?(8月21日に加筆あり、赤字)(2020.08.20)
- コットンの花とマーガレット・ミッチェル『風と共に去りぬ』(2020.08.17)
「テレビ」カテゴリの記事
- バイデン新大統領の就任式とマーシャルレポート(2021.01.22)
- 日本学術会議について(衆院予算委員会)(2020.11.03)
- 安倍首相の退陣(2020.08.31)
- カルロス・ゴーンの逃亡劇と法務省記者会見。イラン情勢と海自派遣問題。可愛いシベリアンハスキーの遠吠え。(2020.01.11)
- 天も祝福した「即位礼正殿の儀」。天皇という存在の本質をついた、石平氏の秀逸な論考。(2019.10.23)