う……本がバラけそう
『レンヌ=ル=シャトーの謎』の3人の著者のうち2人であるマイケル・ペイジェント、リチャード・リーによって著された『死海文書の謎』(高尾利数訳、柏書房、19925年)。
図書館から借りたのはいいが、ほとんどバラけそうになっていた……ひどい状態で、頁をめくるとパラパラとれてきそう。
これでは読めないので、必要最小限の修繕を行ったが、まずかっただろうか?
これまでに住んできた別の街々の図書館でもこんなことがあり、つい修繕してしまって、一応報告すると、感謝されたが、勝手に下手な修繕を……と叱られそうで、ドキドキする。
この本を含めて、このところ読んでいる本の著者たちが、解明の光を当てようとしているのは、皮で綴じられたパピルス文書や巻物に書かれた古代写本なので、そうしたものの扱いの大変さを想像してしまう。
ところで、一つ前の記事に書いた『ユダヤ戦記』だが、ウィキペディアに著者ヨセフスの記述が著書によって食い違うとあったことについて、『死海文書の謎』に、その原因の一つと思われるものが挙げられている。以下に抜粋。
「ヨセフスは、反乱の不安定な余波のなかで書かれた『ユダヤ戦記』のなかで、ガリラヤのユダスが「自らの奇妙なセクト」を創立したと述べている。しかしながら、ヨセフスの第二回の主要な著作『ユダヤ古代誌』は、一般的な雰囲気がどちらかといえばより不安でなくなったほぼ4半世紀後に編まれた。それゆえヨセフスは、この著作のなかでは、よりあからさまでありえた」
パウロに関してわたしが大学の頃から抱いてきて、過去記事でも触れた疑問についても分析がなされており、わたしの考えと一致する部分が多くて、興奮を誘う。
考えがこうも似ていると、まるで自分が別の足を使って調べ回っているような錯覚を覚えるほどだ。
パウロに関する部分からも抜粋しておきたいが、これは携帯からなので、また改めてパソコンから《Notes:不思議な接着剤》に。
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