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2010年2月17日 (水)

Notes:不思議な接着剤 #37/サブタイトルの整理

Notes:不思議な接着剤は、執筆中の自作の児童文学作品『不思議な接着剤』のための創作ノート。

#37
2010/2/17(Wed) サブタイトルの整理

 ここで、サブタイトルを整理しておこう。№1に収録済みの章は以下。

1章 おとうさんの部屋で
2章 くっついたピアノ協奏曲
3章 どうすればいいのか、わからない
4章 青い目のネコ 
5章 あしたは、しあさって

 サブタイトルは作品を進めるごとに考えていきたいと思う。書き上がった時点で、各章の枚数の調整が必要となる。サブタイトルの変更も必要になってくるかもしれない。

 ブランクが長かったが、今朝、何とか作品の世界に入れた。入れなかった間の惨めだったこと! 今朝下書きした分は、

6章 冒険へのいざない

 に収めたい。そして、

7章 冒険へ

 で、序破急の構成のうち、序が終了する。パソコンで清書して、原稿用紙に換算してみなければわからないが、予定枚数の80枚を超えそうな気配。まあいい、別に枚数制限を設けているわけではないから。あとで削ったり、つけ足したりといったことも出て来るだろう。

 当ブログに一気に収録したこれまでの分には№1を振った〔わたしの外部サイト『マダムNの児童文学作品』では連載1―45〕。これ以後の更新分には、その都度、番号を振るようにしよう。

 一気に読めるように、ウェブぺージを使ってサイドバーにリンクを設け、更新ごとにつけ足していくのもいい。ホームぺージ『バルザックの女弟子になりたい!』には、完成した段階で収録したい。

 まだ着工の段階だから、先は長い。破の長丁場(予定枚数170枚)を如何に乗り切るかだ。

 ところで、書店では娯楽系児童文学作品が溢れていて、純文系は縮こまっているように見える。図書館にある小学館と講談社の堂々たる世界の児童文学全集(純文系児童文学作品の宝庫だ)は、ナンとわたしが子供の頃に出たものだ。

 さすがに図書館は大事にしてくれている。わたしは子供たちに同じようなものを買ってやりたいと思ったが、それより小ぶりのものがちまちま出ているだけで、あれほどのものは見つからなかった。

 あれが出た当時、日本の大出版社はもっと地味な印象だった。ボロ儲けしていたとも思えない。儲け優先ではなく、日本の子供たちのためを思って出されたものではなかったか。

 あれからも、世界中で、純文系の重要な作家が沢山誕生したはずだか、この時代、それらをも収めた豪華版の世界の児童文学全集が出たってちっともおかしくないはずなのに。中小には無理でも、大出版社にはその力があるはずだ。それだけのものを出せる編集者が育っていないのではないかと疑ってしまう。

 娯楽系、純文系――この二つの違いに区別のついていない編集者、教育関係者すら、いるのではないかという気がしてしまう。大人向きの文学についてはここhttps://elder.tea-nifty.com/blog/2010/02/post-f584.htmlで大雑把に考察したが、子供向きのものでも同じだ。

 『ハリーポッター』は娯楽系児童文学作品だから、あんなにヒットした。娯楽系、純文系のどちらがいい、悪いではない。ただ違うのだ。娯楽系がお菓子なら、純文系はごはんなのだ。お菓子ばかりを食べさせられた子供がどうなるかは、栄養士に訊かなくてもわかることではないか。

 そのうち児童文学論を書きたいが、今はゆとりがない。

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