8日に、漢方クリニック(内科クリニック)/呼吸器クリニックを受診
8日に、漢方クリニック(O内科クリニック)、呼吸器クリニックを受診しました。以下の記録には、過去記事と重複する部分があるかもしれないことを、お断りしておきます。
〇漢方クリニック(O内科クリニック)
午後3時を回っていた時刻で、待っている患者さんは10人もいないくらい。娘が一昨年季節性インフルの予防接種、昨年冬に風邪で受診したときは大変多かったみたいだったので、少なくてよかったと思いました。
初診でしたので、問診表に記入しました。具合の悪いところの記入欄には、湿疹・食後に上腹部に圧迫感や軽い痛みがあると書きました。飲んでいる薬の記入欄には、心臓病薬インデラル・ヘルベッサー、アイトロール・シグマート・ニトロペン(頓服)、喘息薬フルタイドと書きました。
手術歴の記入欄には、例として盲腸手術が挙げられていました。書く必要があるのかどうか迷いましたが、一昨年の(頭蓋骨腫瘍)生検術を記入しました。
診察室は、ごく普通の内科のそれという感じでした。
娘が風邪で受診したとき、O先生の第一印象を尋ねたわたしに、娘は「校長先生みたい」といいました。診察室に呼ばれて入ったときにこちらに顔を向けられた先生はなるほど、校長先生……。あるいは行政機関の長といった、総合力、統率力を秘めた人物という印象でした。きりっとした感じの人。
でも、初対面のような気がしませんでした。夢で3回もお目にかかっていたからでした。以下はその夢〔わたしの外部サイトになります〕。
2008年12月14日
http://clail.seesaa.net/article/111223177.html
先生のお写真をネットで2枚閲覧したことがありましたが、そのときはぴんと来ませんでした。
というのも、1枚は若いときのお写真なのか、別人みたいでしたし、もう1枚は実際より相当に老けたように写っていらっしゃいましたから。夢のほうが、現実に見る先生の全体のご様子やお顔を精確に写しとっていました。
ただし、夢の状況やストーリーは、現実とはかなり違っているようです。夢解釈ではどうなるのかはわかりませんが。レッドクロスのU先生とご一緒の場面は、以前O先生がその病院の内科部長をしていらしたからでしょうか。いずれにしても、夢の世界では、1年も前に先生にお目にかかっていたのでした。
診察では、最初に手を出すようにいわれました。先生は、わたしの右手を鷲摑みにするようにぐっと握り締めて、目をのぞき込むように見つめられ、ちょっと怖いくらいの真剣なお顔で、「芯から、冷えているね」とおっしゃいました。そして、「脈を測らして」といって脈をとられ、次に舌を出すようにいわれました。
漢方の診察では舌とおなかを診られると聞いていたので、事前に舌の観察をしていきました。
いつもより時間をかけて歯を磨いたのは勿論のこと、舌も歯ブラシで軽く手入れし、鏡に向かってべーして、どんな風に見えるか、観察してみました。平均的な舌がどんなものかがわからないので、こんなものかなと思うしかありませんでした。
先生は、お手本にご自分の舌を出して見せてくださいました。先生の舌もそうですが、何かの拍子に他人の舌を見て、わたしはよく思うことがありました。舌が長い、そして血の色に近いくらいに濃く赤い。
逆にいえば、わたしの舌は短くて、薄い白っぽい色をしているのですね。薄い珊瑚色をしています。舌が短いから、おしゃべりなのかしら。短い舌って、ひらひらおしゃべりするには好都合なんです。
そのわたしの舌を見て、先生はホラー映画の一場面か何かのように、目を見開いて後ずさりなさるではありませんか……! わたしの舌のどこがどうだというのでしょう!
一呼吸置いて、先生はおっしゃいました。「冷え性そのものの舌だね」
冷え性の舌とは、漢方医にとっては怖いものなのでしょうか。自分が冷え性だという自覚がなかったので、それも意外でした。そういわれると、自分には雪の女王の息がかかっているような気がしてきました。先生のリアクションの強さに、舌のどこを診て冷え性だとわかるのか、質問しそびれました。
考えてみると、わたしは昔から夏のほうが好きで、食欲も増進します。長靴下のピッピのように足を出して寝る夫は手も温かですが、わたしは冬はアンカがほしくなり、手もいつも冷たかった気がします。ただ、とても痩せている夫は皮下脂肪をたっぷりと蓄えたわたしより、明らかに寒がりです。わたしは、しもやけになったことはありません。
若い頃は別々の知り合いから「Nちゃんの傍にいると温かくなる。子供みたいに体温が高いのね」といわれたことも一度ではありませんでしたから、加齢や病気、投薬治療などによる体質変化により、昔より冷え性になったのかもしれません。また、漢方でいう冷え性という概念が、わたしが素人感覚で漠然と想像している冷え性と同じかどうかもわかりません。
そのあと、診察台に横になり、血圧測定と腹部の診察がありました。先生は、ご自身の左の手を反響板に見立てたかのように、掌を広げて患者であるわたしのおなかに当て、その左手の甲に、拳にした右手でノミを打つかのようにトントン。おなか一面――上腹部から下腹部まで――トントン、トントン。まるで大工仕事を見るかのようでした。
先生は「胃に冷たいガスが沢山溜まっている」とおっしゃいました。わたしは、慢性膵炎といわれて治療を受けていた昔のことをお話ししました。そのときも、今と同じような状態だったのだろうとのこと。
食後、左上腹部に圧迫感や痛みを覚えるのは、食べ物が入ることによってガスが胃の上部に押し上げられるためだそうです。時間が経つと、そのガスは腸へ下りてきて、今度は下腹部が張ることになるわけです。そして、ガスは排便と共に排出されている現状なのだとか。
冷たい物は控えるようにとのことでした。柿、梨もいけないそうです。どれも好きなわたしには酷なドクターストップでした(早くも、翌日のランチ・バイキングでうっかりアイスクリームを食べ、禁を破ってしまいました)。早食いもいけないとのこと。恥ずかしながら、わたしはかなりの早食いをするほうです。
先生と机の前の椅子に戻り、わたしはこれまでのことを、まとまりを欠いたままお話ししました。いろいろと訴えすぎて、許容量を超えていたらしく、先生はパニック気味のお顔。反応や表情の豊かな先生です。また先生は、患者から話を引き出すためのムード作りがお上手ということもいえるでしょう。それで、わたしはしゃべりすぎたのです。
カルテにペンを走らせながら、「心臓は完璧な薬が出ているね」と先生。そして、何度か「喉が痛くない?」「夜中に動悸がして目が覚めることはない?」と訊かれました。それに対してわたしは、「いいえ。狭心症の前兆らしい鋭い喉の痛みがまれに起きることはありますが、ニトロで治りますし、動悸はインデラルのお陰でしません」なんて、答えてしまいました。
帰宅後に自分の体を改めて観察してみると、喉には狭心症の前兆から来る鋭い痛みとは違ったヒリヒリする痛みが慢性的にあること、睡眠中に動悸で目覚めることがあることにも思い至りました。
クリニックでは建て前で回答した――というわけでは決してないのですが、当たり前のことになってしまっていて、意識化できなくなっていたのです。冷え性の件についてもそうでしょう。
わたしの様々な訴えや症状は先生を「うーん」と考え込ませ、深いため息をつかせてしまいました。2度も。そして、当帰湯という薬を出してくださいました。その薬は、「胃痛、狭心症の痛みもとる薬でね。胸から胃、背中にかけての痛みをとるんだよ」と先生。
「湿疹もあるっていったね? 湿疹はねー、困るんだよね。どこ?」と訊かれ、わたしは左耳を先生のほうに向けて、「左耳の中に湿疹があり、耳垂れがします。耳鼻科でステロイドを出していただきましたが、つけなくなると、またすぐに湿疹になります。うなじにもあります」といいました。
「汁が出るんだね? それじゃ、あれだな! うん、僕は、絶対にあれがいいと思った」と、先生はまるで見えない識者と話しているみたいに不思議な会話(ひとりごと)をなさり、消風散という薬を出してくださいました。「薬は、食事をする前にたっぷりの湯で飲んで。来週、また見せてくれる?」と先生。「はい。ありがとうございました」といって、わたしは診察室を出ました。
診察室のすぐ前の椅子には、次とその次に受診する患者さんが待機していました。ロビーで薬と会計を待つ間、ドリンクサービスの種類の中でコーヒーが目に入り、飲もうとしたら、呼ばれてしまいました。3割自己負担の会計は、初診料、投薬料合わせて1,790円でした。以下は、今回の処方。
トウキトウ(当帰湯)2.5g⇒1日3回、7日分。毎食後。
ショウフウサン(消風散)2.5g⇒1日3回、7日分。毎食後。
漢方薬を飲みだして気づいた体調の最も大きな変化としては、冷たかった手がずっと温かなこと。それにつれて、ひどかった眠気が軽くなりました。体がひどく冷えるせいで、眠くなっていたのでしょうか。まさか、本当に冬眠しかけていたのかしら。喉のヒリヒリする痛みも軽くなりました。
また、食後の上腹部の圧迫痛がほぼなくなりました。そして、ゲップがしきりに発生します。そのゲップがうまく出ず、30分くらい苦しい思いをすることがあります。お通じは、いいような悪いような感じで、腸が活発に蠕動しているせいか、下腹部が不快なことがあります。
心臓の発作は起きかけても小さなもので、ニトロを舌下せずに済んでいます。脈がバラバラに打っているように感じられる不整脈が、何度かありました。股関節の痛み、膝の痛みも起きませんが、心臓や関節の調子には波があるので、漢方薬の作用によるものかどうかは、わたしにはわかりません。
湿疹の痒みは、体が温まるせいか、副作用のせいかはわかりませんが、むしろ強まりました。
ネット検索してみると、体を温め、胃痛や胸痛をやわらげる当帰湯には、湿疹の副作用があるとのこと。反面、湿疹に出して貰っている消風散には、下痢・食欲不振・胃部不快感などの副作用があるようです。薬の組み合わせって、難しいもののようですね。
当帰湯の構成生薬は、当帰(トウキ)、桂皮(ケイヒ)、芍薬(シャクヤク)、半夏(ハンゲ)、厚朴(コウボク)、人参(ニンジン)、黄耆(オウギ)、山椒(サンショウ)、乾姜(カンキョウ)、甘草(カンゾウ)。
消風散の構成生薬は、荊芥(ケイガイ)、防風(ボウフウ)、蒼朮(ソウジュツ)、木通(モクツウ)、石膏(セッコウ)、知母(チモ)、苦參(クジン)、地黄(ジオウ)、当帰(トウキ)、牛蒡子(ゴボウシ)、胡麻(ゴマ)、蝉退(ゼンタイ)、甘草(カンゾウ)。
ずいぶん、いろいろなものが入っています。
出していただいた漢方薬を飲むと体が温かになり、いつもの心臓薬を飲むと体がさっと涼しくなります。体の中で起きる温冷の変化がありありと感じとれ、神秘的に感じられるほどです。
〇呼吸器クリニック受診
呼吸器クリニックでは、新型インフルエンザワクチンの接種を勧められました。「足りないとテレビで騒いでいましたが」というと、「大丈夫ですよ~、在庫あります」と看護師さん。
子供たちのぶんを奪うことにはならないみたいなので、接種を希望し、打って貰いました。この地区では、子供は下火で、大人がチラホラかかり出したとか。
「ワクチンの効果が出るまでには、2~3週間かかるので、注意してください」と先生。接種後に、『新型インフルエンザ予報接種済証』という証明書をいただき、驚きました。季節性のときとは違うんですね。
証明書には、優先接種対象者などの範囲(わたしの場合は基礎疾患を有する者に〇)、予防接種を行った年月日などが記入されていました。
「次回の接種からは、新型と季節性が混合になると思います」と先生。「1回で済むようになるのですか?」とお尋ねすると、「ええ」とのことでした。
「とにかく、寒い間は注意していてくださいよ。メプチンエアーは大丈夫だったですか?」と先生。使わずに済んだので、まだありますと答えました。
フルタイド200ディスカス 1回1BL 夜1回
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