意外なカード⑥
8月31日のことになりますが、わたしは政権交代で今後の日本がどうなるかが気にかかり、以下について占ってみました。
- 民主政治によって、わが家の家計に何がもたらされるか?
- 民主党の政治はどんなものになるか?
- 自民党は今後どうなるか?
意外な結果が出ました。ケルト十字法で占い、解釈に関する主な参考書はマルシア・マシーノ著『タロット教科書』(栄チャンドラー訳、魔女の家BOOKS)です。
3.の占いで、⑥のポジションの結果までは、解説済みでした。
⑦のポジション―質問者の態度……女帝
自民党自体を占ったので、このカードは自民の態度を表します。
女帝はエジプト神話のイシス、ローマ神話のヴィーナスです。彼女は美しい自然の中にいます。手に杖を持ち、足元に置かれた盾にはアンクの紋章が入っています。
豊かさを表すカードが出ました。母性愛を意味するカードでもありますので、意外な感じがします。しかし、このカードの基本的意味は「計画や事業の成長」ということのようですから、第一党の地位を明け渡した自民の態度は、客観的なゆとりのある姿勢で、党の立て直しを図っているというところでしょうか。
男性原理あるいは父性原理でやってきた自民に女性原理あるいは母性原理という、これまでになかったムードが出てきているのかもしれません。
ウィキペディアでイシスについて調べたところ、次に引用する箇所に目が留まりました。
オシリス神話により献身的な母や妻としての印象が強いが、他の神話的物語では強力な魔術的的存在として描かれ、その力を用いて父ラーから支配権を強引に奪い取ったという神話も残っている。
⑧のポジション―環境……ペンタクルスの2
無限記号を手にした人物の絵柄。無限記号は2個のペンタクルス(コイン)をとり巻いています。
民主主導の政治が始まり、コインをあっちへやりこっちへやり……といった印象をわたしなどは持ってしまいますが、いずれにせよ、自民をとり巻く環境という以前に、わたしたち国民をとり巻く環境というものが、定まりのなさ、不安定感を一層増してきたような感じがします。そういった状況を表しているのでしょうか。心なしか、コインの無限記号を操っている人物は童顔で、鳩山総理に似ているようにも見えてきます……。
⑨のポジション―質問者の期待と懼れ……星
自民党自体を占ったので、このカードは自民の期待と懼れを表します。
星は、裸体の女性が両手に水差しを持ち、右手で池に、左手で大地に注いでいる絵柄。空には一際大きな星が輝いています。政権交代によって失ったものが大きかったにせよ、ある種のしがらみから解放されて、裸のように自由となった自民は、大きな夢を抱いているようです。
⑩のポジション―最終結果……カップの9
裕福なムードを漂わせた男性が、ずらりと並んだカップを背後に、満足そうに腕組みして座っている絵柄。カップの9はウィッシュカードと呼ばれ、願望の達成を表すカードとされています。カップの中に何が入っているのかはわかりませんが、とにかく男性を満足させる状況が訪れたのです。
いずれ、自民党を満足させる状況が訪れるようです。それが再度の政権交代を意味するのかどうかまではわかりませんが、そういう可能性も大きいと見ていいと思います。
ただし、この占いはあくまで素人の遊びです。
〔おわり〕
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