最近の夕飯から(まさにイタリアンなミートソース)
『おうちでシェフ味 おいしい基本のイタリアン』(世界文化社、2004年)に「ミートソースのタリアテッレ」というのがあって、本格的だなあと思って眺めていたのですが、ミートソースにチャレンジしてみることにしました。
タリアテッレ、何となくだごを連想してしまうわたしは、いつものパスタを使いました。娘はだごが好きゆえに、タリアテッレにしてほしそうでした。そこは作る者の独断ということで。でも次回これにチャレンジするときはタリアテッレにしてみようかしら。レシピ通りに作ると、ミートソースは沢山できるので、うちでは食べ切れないぶんは冷凍しました。
で、仕上がり具合はといいますと……炒める時間と煮込む時間を短縮したにも拘らず、イタリアンのレストランで出てくるような本格的な味わいでした! 家でこれだけの味が出せるとなると、満足です。倹約したいわが家にはありがたいレシピ。
前掲の本から、ミートソースのレシピをご紹介します。
[材料・6~8人分]
牛ひき肉500g,豚ひき肉500g,玉ねぎ(みじん切り)大1個,にんじん(みじん切り)大1/3本,セロリ(みじん切り)1と1/2本,にんにく(みじん切り)大1片,EXヴァージンオリーブ油80ml,塩・こしょう各適量,赤ワイン250ml,ホールトマト(缶詰)300ml,ブロード(ブイヨン)200ml,ローリエ(半分にちぎる)1枚,ローズマリー(細かく刻む)・ナツメグ各小さじ1.
[作り方]
- 深鍋にEXヴァージンオリーブ油とにんにくを入れて中火にかける。
- にんにくがきつね色になったら、野菜類をすべて加え、塩を軽くふって中火で約1時間、ときどきかき混ぜながら、茶色になるまで炒める。
- ②に肉類を入れ、中火で炒める。肉の色が変わり、水分が出てきたら、塩ひとつまみ、こしょう小さじ1/2をふり、ローリエ、ローズマリーも加えて、焦げ目がつくまで炒める。
- ③に赤ワイン、ホールトマト、ブロードを入れてかき混ぜる。ナツメグを加え、弱火にして3時間煮込む。
これは、昨日の夕飯。服部先生のクラムチャウダー。既に紹介済みです(こちら)。アサリは前日に買い、以前売り場の人に教わった通り、ポリ袋に入れたまま新聞紙でくるんで保温してやって野菜室に入れていました。大丈夫、おおかた生きていました。
酒蒸しにする段階で、どうしても開かないのがありました。今、中世ヨーロッパの異端カタリ派について調べているせいか、その貝が口を割らない筋金入りの異端者に思えてしまい……。
彼らが異端狩りに遭い壊滅させられたのは、カトリックが覇権を握りたがった時代のヨーロッパに誕生したゆえの悲劇です。西洋と東洋を結ぶ鍵になったかもしれない彼らでした。
調べるほどに増す彼らの魅力と悲劇性に惹かれ、今年のクリスマスは異端カタリ派風にしようかと思ったほどでしたが、カタリ派の聖職者が菜食主義者だったことを考えると、クリスマスに精進料理となりますかね? まあ一般信者はかなり自由に任されていた (奔放すぎる、と謗りを受けたくらい)ようですが。
やっぱりいつも通り、八百万の神が息づく日本の土壌にふさわしい、キリスト教の神様もその一柱として祭る風の弾けたクリスマスにしたいと思います。
ところで、昨日はクラムチャウダーにひじきごはんを組み合わせてみました。洋風のごはんものも考えたのですが、あっさりとしたものにしたくて、なぜかひじきごはんになりました。同じ海のものが入っているせいか、結構合いましたよ。このひじきごはん、家族にヒットしたので、次回作ったらそのときにレシピをご紹介します。
ちょっとおしゃべりしすぎた今日のレシピ紹介でした。わたしのおしゃべりがうるさいかたは、「プチ・マダムNの覚書」へどうぞ。収録記事はまだ少ないのですが、レシピのみご紹介しています。
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