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2009年11月11日 (水)

10日に呼吸器クリニックを受診

 昨日の朝は喘息気味(風邪気味?)の感じで、調子が悪かったのですが、午後になったらいつもの体調になったので、呼吸器クリニックを受診しました。

 体調がよくなってから受診するというのも変ですが、いつもそうなってしまいます。

 受付表を見ると、季節性インフルエンザのワクチンを希望している人が多かったので、わたしも一昨年季節性インフルでひどい目に遭ったことを思い出し、希望しました。

 熱はなく(36.5℃)、血圧・酸素飽和度、共に正常でした。

 診察室。ワクチン希望を見て、わたしの胸の音を聴いた先生、「本当に風邪気味じゃない?」と、苦笑いしながらおっしゃいました。「はい(朝はちょっぴり……でしたが)」とわたし。喘鳴が聴こえたのかしら。

「大丈夫かなあ。心臓のほうは近頃はどう?」と先生。夜明け頃に冷え込んだときなど、発作が起きることがあるといいました。

「疲れたときなんかはどう?」と先生。「そうですね、そういうときも起きることがあります」とわたし。飲んでいる薬はなんだったっけ?」と先生。「インデラル、ヘルベッサー……」といい、あとが出てこなかったので、お薬手帳を見ました。「シグマート、アイトロールです」とわたし。

「ヘルベッサー、 アイトロール……ええっと、それから……」と先生。「えっ?」と混乱したわたし。またお薬手帳を見て、「シグマートです。これがなぜか、いつも出てこなくって」というと、「β遮断剤は何だったかな?」と再度、先生。「インデラルです」とわたし。そして、しばらく、先生もわたしもぼんやり。

 医師、患者共に、健忘症気味の診察室のムードでした。先生はお疲れなのでしょうか。

「湿気があって、雨が降ったでしょう。このあと、冷え込むかもしれないから、気をつけてください」と先生。季節性インフルのワクチンを打ってくださいました。

「11月中旬に、基礎疾患のある人が新型インフルのワクチンを受けられるようになると思います。そのときは、来てください」と先生。「先生、わたし迷っているんです。子供たちのぶんを自分が取り上げるような気がして」とわたしはいってしまいました。

 季節性インフルのワクチンは自由に受けられますが、新型はそうではありません。そういうのって、何だか困りますよね。

 先生も看護師さんも、しっかりとわたしの顔を見つめられ、一瞬間がありました。先生は、「そんなこと、いっているときりがないよ。そのうち、アフリカにはワクチンもインフルの判定も治療も何も受けられない子供たちがいる……なんていい出すことになるから。実際に、そういった患者さんがいました」と、苦笑しておっしゃいました。

「そうですね。ホント、きりがありませんよね」とわたし。新型インフルにかかって悪化し、入院することにでもなれば、子供たちから治療の機会もベッドも奪いかねませんものね。いや、この解釈って、先生がおっしゃりたかったことから、明らかにずれています。

 一昨年の季節性インフルのとき、循環器クリニックの先生から呼吸困難時に吸入する気管支拡張剤メプチンエアーを出して貰ったことを話すと、いつものフルタイド200ディスカスに加えて、それも出してくださいました。

 循環器クリニックの先生は、わたしのようにただでさえ頻脈のある患者は心臓に負担がかかるので、本当に必要なときに限り、注意して使うようにとおっしゃったので、念のために「わたしも使って構いませんよね」と尋ねると、「ええ大丈夫です。でも、おそらく、使わずに済むと思いますよ」と、微笑んで先生。フルタイドで予防をしっかりということですね。

 実は一昨年の季節性インフルのときは、苦しさのあまり使いすぎました。

 薬局で、メプチンエアーを使いすぎた場合に、気道が腫れることがあるのかと質問しましたら、そういうこともあるそうです。わたしは使いすぎて気道が腫れ、何回か閉塞してしまいそうになり、本当に怖い思いをしました。苦しいからといって、使用量を守らないと、とんだ目に遭いかねません。気をつけたいと思います。

 軽い喘息なので、普段は、喘息予防薬フルタイド(吸入ステロイド)だけでやっていけます。でも、風邪のときには気管支拡張剤もないと不安でしたので、いただけてよかったと思いました。

 昨日の夜からまた、いくらか喘息気味で、ゼイゼイする感じがあるのですが、冬場にはこんな日も増えるのでしょうね。わたしは心臓の発作もそうですが、喘息の発作も睡眠中に起こることが結構あるので、冬になると、寝るのが怖くなります。といっても、今日も温かくって、立冬を過ぎたとはとても思えません。 

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