健康保険証の裏面がドナーカードに…
そういえば、先日、夫が健康保険証が更新になるよ、といって新しい健康保険証を差し出しました。オレンジ色から青色になっていました。
そして何と、裏面がドナーカードになっていました。知りませんでした!
びっくりして、厚生労働省のホームページに行ってみました。以下は、「厚生労働省における移植医療の普及啓発に向けた主な取り組み」の中からの抜粋です。
厚生労働省における移植医療の普及啓発に向けた主な取り組み
1 国民に対する普及啓発
(1) 臓器提供意思表示カード・シールの配布等
① 都道府県庁や市区町村役場、保健所、郵便局、運転免許試験センター等の公的機関、病院、薬局等の医療機関、コンビニ、スーパーなどの店舗等に配置など
② 健康保険の保険者等に対して、被保険者証の更新等の際の意思表示シール等の配布について、協力依頼
協会けんぽにおいて、健康保険証の裏面に臓器提供の意思表示の記入欄の導入が図られている。(平成19年1月から順次)
他、各市町村の国保及び健保組合等においても導入が進められている。
ですと。1月から始まっていたなんて。
こんな強引なことをして、先々問題が生じることはないのでしょうか。例えば、他人が勝手に書き変える、などという犯罪が生じる危険性が皆無とはいえないのでは?
わたしは、脳死判定による臓器摘出には絶対反対です。
ただ、心停止の場合については、考え込んでしまいます。亡くなった母が腎不全で苦しんでいました。あるとき、母がわたしにいったのです。「腎臓ば、くんしゃい(腎臓を、ちょうだい)」
わたしは耳を疑いました。母はそのとき、ひどく不機嫌そうで、わたしに対してというより、虚空に向かって訴えているような感じがありました。母の性格からして、本当にちょうだいといったとは受けとれませんでした。愚痴がそんな言葉になったのだと思いますが、それくらい、病気がつらかったのでしょう。
わたしは言葉を失いましたが、当時のわたしとしては、母にいわれるまでもなく、腎臓を片方、やりたい思いでいっぱいでした。が、自分で調べた範囲内では、血液型の違いというのは決定的でした。仮にわたしの腎臓を母に移植したところで、拒絶反応が起きるだけ……。
脳死判定という問題が起きる以前の昔の話です。腎臓ば、くんしゃい、とさえいった母でしたが、当時まだあまり普及していなかった透析を、母は嫌がりました。透析がうまくいかず、廃人のようになったという人のことを噂話で聞いたようです。輸血も嫌がりました。肝炎のことが問題になる前でしたが、輸血をして肝炎になった人を知っていたのか、輸血で肝炎になることを懼れていました。病人の気持ちは複雑なようです。尤も、今ではわたしも病人ではあります。
わたしは素朴な気持ちとして、命は、もちろん臓器も含めて、神様からの授かり物だという思いがあります。自分の命、臓器は、自分のものであって自分のものではない、誰のものでもない、神様の物だという思いです。医療に縋りながら、こう思うのもナンですが。
そうした思いや神秘主義者の立場からも、仮に今、母が生きていたとして、わたしに、脳死になったら腎臓をちょうだい、といったとしても、わたしは否です。絶対にやりません。
心停止の場合は、様々な面から考えて、迷います。腎臓には○をつけようかしら。やっぱり、やめとこうかな。うーん。嚢胞があっても、いいのかしら。膵臓と眼球もやれるようですが、わたしの膵臓の状態は怪しいし、眼球は何となく嫌。
空白のままにしておくかもしれませんが、しばらくは健康保険証の裏面をめぐって、迷いが続きそうです。
ホームページ「(社)日本臓器移植ネットワーク」に行くと、9月末日現在の移植希望登録者数その他について知ることができます。
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