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2009年9月 7日 (月)

意外なカード④

 の続きです。〔①当記事トップ頁

 先月の31日に、わたしは以下のことをタロット占いしてみました。

  1. 民主政治によって、わが家の家計に何がもたらされるか?
  2. 民主党の政治はどんなものになるか?
  3. 自民党は今後どうなるか?

 では、これから2.を占った結果を見ていくことにしましょう。ケルト十字法で占い、解釈に関する主な参考書はマルシア・マシーノ著『タロット教科書』(栄チャンドラー訳、魔女の家BOOKS)です。ただし、これはあくまで素人の遊びです。

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2. 民主党の政治はどんなものになるか?

①のポジション―現在の状況……
 民主党自体を占ったので、このカードは民主の本質を表していると見てよいと思います。使用したライダー・ウエイトのタロットでは、は、白いローブ姿の女性がライオンを撫でている絵柄となっています。民主は現在、博愛、人類愛といった気高い理想に駆り立てられていると見ていいでしょう。
 実は、このカードはわたしには意外でした。次に占った結果が物語るような疑念があったからかもしれません。

②のポジション―助けてくれる力または障害……ソードの7
 自分自身を陥れることを表す、よくないカードが出ているので、障害と解釈します。ソードの7は、ずるそうな顔の男がソードを盗み出そうとしている絵柄です。
 民主の気高い理想のうちに、自己欺瞞が潜んでいる可能性があるのではないでしょうか。ある自己の体験をもとに、そのことを無くそうと訴えていた若い人たちが目につきましたが、裏返せば、その人たちは、自己の体験しか見えていない、自己の体験を重大視ししすぎている可能性があります。それは利己主義と紙一重です。
 例えば、わたしは自分にダイレクトに関係してくるので、民主の政策のなかで、一方では「子ども手当」の支給、他方では「配偶者控除」の廃止――飴玉と鞭――というバランスの悪さが真っ先に視野に入り、呆然となりましたが、他の面でも、こうしたごまかしが随所に潜んでいそうな不安を覚えさせられます。そのことが、民主自身の首を絞めないよう、気をつけてほしいものです。

③のポジション―過去……月の逆位置
 月のカードは、小道が両側に塔のあるなかを通って彼方の山頂にまでにまで続き、空には、憂い顔の月がかかり、その月に向かってオオカミとイヌが吠えている絵柄です。サソリも出てきています。危険、不安定、変化などを意味するカードですが、それが逆位置で出ていますから、予期しない変化が期待以上の結果をもたらし、計画が実現するというよい意味となります。
 民主の圧勝に結びついた、過去の状況の変化をカードは物語っているのでしょう。

④のポジション―最近の出来事……ワンドの10
 ワンドの10は、持ちきれないほどのワンドを抱えた男がこちらに背を向けて歩んでいる絵柄です。仕事と責任の重圧を表すカードです。
 ここは過ぎ去ったばかりの出来事を示しますから、カードは選挙戦での民主の頑張りを表しているのではないでしょうか。

⑤のポジション―起こりうる未来……ソードの2
 ソードの2は、水面を背に、目隠しをされた女性が2本のソードを胸元で交差させて持ち、椅子に腰かけている絵柄です。均衡、調和を表すカードです。
 民主は調整のために、しばし、一種の硬直状態に陥るかもしれません。

⑥のポジション―近い未来……ペンタクルスの8
 ペンタクルスの8は、真剣な表情で、職業訓練に励む若者の絵柄です。
 民主は、小沢チルドレンと呼ばれる若い議員を多数誕生させました。このカードは、そんな彼らの姿と見ていいかもしれません。あるいは、試行錯誤が予想される民主主導のこれからの政治の実態を物語るものかもしれません。

⑦のポジション―質問者の態度……世界
 民主党自体を占ったので、このカードは民主の態度を表します。
 世界のカードは宇宙を表しているといわれます。花輪のなかで、両性具有に見える人物が2本のワンドを手に紗を纏い、優美に踊る絵柄です。愚者のカードから始まる人生遍歴がここで完成します。花輪は無限記号を半分隠しているといわれ、終わり即ち始まりなのです。
 社会の頂点に立った、民主の士気の昂揚を表すカードでしょう。テキストには、このカードが仕事に関しては管理職・管理部門の仕事を意味するとありますので、まさにこの国の管理の仕事を任された民主の意識を物語るものと見てよいと思います。

⑧のポジション―環境……ワンドのエースの逆位置
 ワンドのエースは、雲の中から突き出た右手が新芽をつけた一本のワンドを握り締めている絵柄です。スタートを表すカードで、誕生、創造、創業などを意味する喜ばしいカードですが、それが逆位置で出ていますから、経済状態の悪化、企業の経営不振、倒産、失業者数の増加、出生数の減少など、民主を取り巻く厳しい巷の現状を物語っているのではないでしょうか。

⑨のポジション―質問者の期待と懼れ……ソードの4
 
民主党自体を占ったので、このカードは民主の期待と懼れを表します。
 ソードの4は、休息のために横たわる騎士の絵柄です。彼の側には1本のソードが横たえてあり、壁には3本のソードが立ててあります。頂点に立ったばかりの民主は内心、しばしの休息を欲しているでしょうか。もしくは、政治に空白期間ができることを懼れているとも考えられます。

⑩のポジション―最終結果……ペンタクルスの5
 ペンタクルスの5は、雪のなか、貧しい服装をした2人の人物――一人はショールを纏った女性、もう一人は両手で杖をついた男性――が如何にもうらぶれた様子で、閉ざされた教会の窓の下を通りかかる絵柄です。
 民主党の政治はどんなものになるか? というわたしの質問に対してカードが下した最終結論は、厳しいものでした。ペンタクルスの5が、でも述べたように、端的に貧困を表すカードだからです。
 1.の結果と合わせて考えると、民主の意識には高いものがあり、その政治姿勢は真剣ですが、不慣れからくる不手際があって、一時的に家計が潤うような対策はほどこされるものの、経済状態の一層の悪化は避けられないのかもしれません。そうなれば、国民の心身にも、疲れが見えることになるのでしょう。⇒

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