瞼が腫れて憂鬱。遺跡のこと。
昨晩は珍しく、朝まで目が覚めず、起きたら、瞼が腫れていました。
循環器クリニックへ行くつもりだったのですけれど、鏡を見て憂鬱になり、やめました。
めったに目が腫れることはなかったのに、なぜか今年の春くらいからよく腫れるようになりました。
アレルギーのせいでしょうか。呼吸器クリニックの受診は2ヶ月に一度なので、まだ先ですけれど、呼吸器クリニックはアレルギーの専門でもあるので、訊いてみようと思います。
前回の受診時に、鼻炎っぽいときは、フルタイドを吸い込むときに、鼻のほうにまで行くような吸い込みかたをすれば、そちらにもいくらか効果があると教わりました。弱いとはいっても、ステロイドですもの、そりゃ効果はあるだろうなという気はします。
循環器クリニックへは、12日までに行けば、薬は大丈夫。11日……月曜日の午前中がレッドクロスの整形外科なので、ついでに? そのあと、循環器クリニックへ行こうかな。
今月は地裁に行かずに済むので、宇佐神宮と映画に行きたいね……と家族で話しています。
ただ神社へ行くとなると、ロッキングする膝が問題です。整形外科で先生に訊いてみようと思います。
宇佐神宮へ行こうとしたら、地裁から、初めての特別送達が届いて(1月21日)、それどころではありませんでした。
娘、息子とは岡山で吉備津神社へ行きましたが、宇佐神宮へ行かないとすっきりしません。
宇佐神宮の後継者問題がニュースで採り上げられていましたけれど、あれはどうなったのでしょうか。
宇佐神宮は中国と関係が深いのではないかと思っていたら、それを裏付けるような資料に出合ったのに加えて、わたしの母方の祖母の家系がやまとのあやと関係がありそうだ(つまり中国と関係がありそうだ)とわかり、興味は深まるばかりです。
卑弥呼の時代、両地域は同じ文化圏に属していたと考えられているからです。
祖母の家系が中国からの渡来系であったとしても、年代の問題があり、そこまで遡るのは無理があるのかもしれませんが、いずれにしても、両地域は時期を同じくしてかずれてだか、中国との関わりが直接的な形であったことが考えられ、そこに卑弥呼の時代を解く鍵がある気がしています。
祖母の実家が所有していた時期があったのではないかと想像する土地にある遺跡に、そんなことは全然思っても見なかった頃(昭和61年)に出かけ、強い印象を受けたわたしはそれをエッセー風の小品にしました。その断片をご紹介します。
[環濠内をめぐる。塵一つ落ちていない。「まむしに注意」の立て札が立ち入り禁止区域のあちらこちらにあった。復元された物見やぐらを仰ぎ、高倉倉庫を見、堅穴式住居に入ってみた。炉跡やベッド状遺構といったものを眺める。此処が布や壺や花で飾られていたとしても、わびしいものだ。弥生人の心境になって雨の音を聴く。ガイド・ブックには、この住居跡は弥生時代後期のものとあった。卑弥呼は弥生時代後期に活躍した。うーむ、「ぎ志『倭人伝』」に描かれているゆたかな文化と今わたしがその時代の人として味わっている文化が重ならないではないか。所在ない気分となって、わたしは堅穴式住居から出た。]
[雨の中、墳丘墓展示館がほの明るい。六基のかめ棺が穴の中で浮かびあがっていた。幾層にも土をつき固めた墳丘深く、崩壊したかめ棺があり、かめの中に半ば埋もれたかたちで(レプリカだろうが)銅剣とライト・ブルーの管玉が見える。土肌のなめらかな白さが、豪華だ。かめの内の闇に翠色の光が溶け込んでいる。深々と覗き込んでいたわたしは、ふと思った。かめの中の闇があかしの闇であることを。この闇が失われたものの闇であることを。]
[わたしは改めて、かめの内部を見た。半ば埋もれた、銅剣と管玉を見た。「わたしは高貴に生きたのです」と、闇が語ったのではなかったか。そんな気配をかめ棺の中の品性にわたしは感じ、求めた。求めずにはいられなかった。]
携帯で書くのは一苦労ですね! なぜか(三国志に出てくる例の)『ぎ』が漢字に変換できませんでした。
で、あのときわたしは本当に闇が語りかけてきた気がしたのです。気品のある闇……そのときまで、そんな闇をわたしは知りませんでした。これも、いわばmissing linkですね。
父夫婦の起こした裁判で一緒に被告にされた従兄は、役所に勤めていますが、以前、あの遺跡のお蔭でイベントなど増え、忙しくなったとぼやいていました。
わたしの母方ばかりか父方もあの土地に関わっていることが、不思議です。尤も、父母は遠縁であった可能性もあり、それほど不思議ではないのかもしれませんが。それでも、精神疾患の疑われる父の集めた書証の中に母方の祖父母の戸籍まであるなんて、偶然というには出来すぎています。
わたしはいくつもの偶然(実は因縁かも)に導かれるようにして、卑弥呼の時代をリサーチするようになりました。
その思いの核にあるものは、当ブログでも公開しているエッセー『卑弥呼をめぐる私的考察』にも書いたように、老子哲学の粋が、卑弥呼の時代にはわが国に伝わっていたのではないかというインスピレーションでした。
生命の尽きるぎりぎりのときまで、アクティブに遊び、現実的な成果をあげることにチャレンジし続ける姿勢が賞賛され、いくらかでもそのための時間を延ばそうとする知的技術ばかりが求められているかのように見える現代日本。
アメリカ的というべきか、現世利益思想でも本家の中国的というべきか、千葉敦子さん辺りの影響が案外強く、日本人の死生観を変えたのかもしれませんが、いずれにしても日本人の価値観は大きく変化し、得たものもあった代わりに失ったものも大きいという気がしてなりません。そんな中で、卑弥呼の時代の思想的背景を探ることは、わたしには意味のあることに思えるのです。
気ままな長文になりましたが、卑弥呼関係の記事にはサイドバーから行けます。
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