ひさしぶりに筑前煮を作りました
昨日の夕飯に、土井勝先生のレシピを見ながら、久しぶりに『筑前煮』を作りました。
亡くなった母は土井勝先生の料理の本から多くを学んでいたと思われ、本を購入してから既にいくつか作りましたが、その味は、なつかしい母の味と重なります。
書店勤務の娘から教えられてわたしが購入した本は、息子さんである同じ料理研究家の土井善晴先生が監修された『土井勝 日本のおかず500選』(テレビ朝日コンテンツ事業部、1995年)です。
本体価格2,427円。この値段で、わが国の家庭料理の原点にふれることができ、基本をマスターできるのですから、本当に安いと感じます。
頁をめくっていくだけで、何とも大きな、温かで、ゆるぎないものに抱擁されているような安らぎを覚えます。わたしが料理の本に感動することは珍しくありませんが、涙まで出てきたのは初めてで、自分でも驚きました。
本の帯には「親から子へと語り継ぎたい日本の味。家庭の味にこだわりつづけた料理研究家土井勝の日本のおかずの集大成」とあります。また、息子さんの「“家庭料理は、ご飯と一緒に食べておいしい味にするように” 父が残した“日本の家庭料理の原点” 時代が変わっても変わらないよさが日本のおかずにはあるのです」という言葉が、一輪の花のように添えられています。
本の中の一品『きゅうりとたこの酢の物』を作ったときに、茹でだこに酢を振りかけて酢洗いするようにとあり、そうだった、このこまやかさ、丁寧さこそ、わたしが求め、そして忘れかけていたものだったと思いました。
この記事は携帯からですが、修理に出しているパソコンが戻ってきたら、プチのほうで、土井勝先生の筑前煮のレシピをご紹介しますね。
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