同人雑誌のゲラが届きました
「この度は、少し無理を申しました」と編集人のお手紙にあり、申し訳ない気持ちになりました。
勿論無理をいったのはわたしのほうで、ここが休刊になれば、しばらくは自分の作品が活字なることはないだろうと思い、最初からごり押しする決心でした。
この『村上春樹と近年のノーベル文学賞作家たち』は、一応文学評論として読めるだけのまとまりをつけたつもりですが、物凄く書き足りない気持ちです。〔ホームページへの収録はもう少しお待ちください。〕
そんな折り……昨日のことですが、ブッククラブ会員になっている藤原書店から届いたブックガイドに「河上肇賞」とあるのが目に留まりました。
■審査対象
・12万字~20万字の日本語による未発表の単著論文。
(一部分既発表可。詳細は事務局にお問い合わせください。)
・経済学・文明論・文学評論・時論・思想・歴史の領域で、狭い専門分野にとどまらない広い視野に立ち、今日的な観点に立脚し、散文としても優れた作品。
とあります。同じブックガイドには、オルハン・パムクの続刊案内もあり、むくむくと意欲が湧いてきました。
よし、藤原書店主催の河上肇賞を目標にしよう……と思いました。2回ぐらい後の締切を目処に。原稿用紙300枚から500枚というと、わたしの評論にはちょうどよい枚数です。
その間に新しいノーベル文学賞作家が登場するでしょうから、プランに若干の変更が加わるかもしれませんが、村上春樹、オルハン・パムクに関してもっと書きたいのは勿論、ドリス・レッシング、ル・クレジオ各氏に関して前掲の評論では駆け足でしか触れることができなかったので、思うように掘り下げてみたいと思っています。
この計画と並行して、当ブログでたびたび触れてきた例の生者と死者が登場する神秘主義的小説と児童文学作品『不思議な接着剤』の完成も目指す考えです。
実は裁判が終わったら、家計的・体力的に無理をしてでも秋芳洞に出かけるつもりでいます。『接着剤』の計画はそういつまでも引き延ばせません。裁判はもうすぐ終わるのではないかという希望的観測が芽生えてしまっているわけですが、そうならなければ、準備書面と並行して神秘主義的小説を書き進めるだけのことです。
そして万一裁判が長引くとなると、考えさせられることも増えるでしょうから、そのときはこの裁判に関することを〈一主婦が体験した民事裁判)といった感じのリポート風の作品にしてどこか出版社に持ち込む計画も芽生えてきています。
こうした計画が全部片づいたら、卑弥呼と伊万里焼に戻ります。そのときまで命があればの話ですけれど。
| 固定リンク
「文化・芸術」カテゴリの記事
- 日本色がない無残な東京オリンピック、芥川賞、医学界(またもや鹿先生のYouTube動画が削除対象に)。(2021.07.20)
- 芸術の都ウィーンで開催中の展覧会「ジャパン・アンリミテッド」の実態が白日の下に晒され、外務省が公認撤回(2019.11.07)
- あいちトリエンナーレと同系のイベント「ジャパン・アンリミテッド」。ツイッターからの訴えが国会議員、外務省を動かす。(2019.10.30)
- あいちトリエンナーレ「表現の不自由展」中止のその後 その17。同意企のイベントが、今度はオーストリアで。(2019.10.29)
- あいちトリエンナーレ「表現の不自由展」中止のその後 その16。閉幕と疑われる統一教会の関与、今度は広島で。(2019.10.25)
「書籍・雑誌」カテゴリの記事
- Mさん、お誕生日おめでとうございます(2023.11.07)
- 新型コロナはヘビ中毒で、レムデジビルはコブラの毒ですって? コロナパンデミックは宗教戦争ですって?(12日に追加あり、赤字)(2022.05.11)
- 萬子媛の言葉(2022.03.31)
- 姑から貰った謡本(この記事は書きかけです)(2022.03.15)
- クリスマスには、やはり新約聖書(2021.12.25)