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2009年4月10日 (金)

しまった!

 深夜、評論を見直していて、あっと声を上げてしまった。何と、あとで挿入しようと思っていた断章が抜けている。冷や汗が出てしまった。

 焦りながら確かめてみると、やはり抜けている。そのショックでどっと疲れ、寝てしまった。

 ショックのためか、変な夢ばかり見て、それでも元気に目覚め、改めて原稿を確認してみた。

 ポイントとなる大事な断章なのだが、どこに挿入すべきかで迷い、作業を後回しにしてそのままになっていたのだった。

 これは編集人から作品を短くするようにいわれる以前に起きた、わたしのうっかりミスだ。

 深呼吸し、落ち着いてから再度、評論を確認した。その断章が抜けていたからといって、そのことがわかるのはわたしだけだ。適切な挿入箇所を考えれば、〈Ⅵ 最後〉の部分しかしかなく、最後のところでごたつく感じもあり、作品のスタイル上の美しさという点では、むしろないほうがすっきりと整って見え、よいくらいだろう。

 事実、同じようなことを書いている箇所があるから、断章は、その部分を最後になって強調する役割を持つにすぎない。が、わたしの感じ方では、その断章には強い喚起力があり、作品の仕上げに決定権を持つほどの断章ではあるのだ。

 今更、減らした枚数をまた増やさせてくださいなどと、編集人にいえるものではない。指示に従って91枚を76枚に減らしたのに、断章を入れるとなると81枚にはなる。

 割り切れない思いは残るが、提出作品はあのままにしておくしかない。ホームページに入れる場合をどうするかだ。

 午前中、断章を入れた原稿をプリントアウトした。もう少し時間を置いてから、断章抜きの原稿と比較して、どちらを収録するか決めようと思う。

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