舌下錠は使いましたが…
今頃(15:00近く)になって、記事を書いていますが、朝使ったニトロ舌下錠の殻です。
狭心症というより心不全の症状にも効くのではないかと思い、使いました。今の時点では、薬のお蔭か安静? のお蔭かはわかりませんが、まあまあかな。だるいし、何となく手脚、まぶたも腫れぼったい気がするのですが、胸の不安定感はかなり改善。
早朝、喉のずっと奥のほう(胸ということになります)が不安定な感じで、ゼイゼイと音はしないのですが、その雰囲気があり、洗面所で血痰を吐きました。
以前の話になりますけれど、台風被害に遭った夜、胸がゼイゼイし、横になると息がとまりそうで、泡立つような血痰があとからあとから出てきてペーパーに吐くのに忙しく、ひどく苦しい思いをしました。当時の主治医M先生によると、それは鬱血性心不全の症状だということでした。
そのときに比べると、今朝のは軽いのですが、いくらかその症状が出ていたのではないかと思います。
心不全に使われる薬のうちのベータ・ブロッカー、硝酸イソソルビド、ニトログリセリンに当てはまる薬は飲んでいますが、インデラルは心不全に使われるベータ・ブロッカーとは成分が違うようですし、「硝酸イソソルビドには一硝酸イソソルビドと二硝酸イソソルビドがあり、単に一般名で硝酸イソソルビドといった場合は後者を指す」とウィキペディアにあり、アイトロールは一硝酸イソソルビド。
でも、ニトロペンの成分は間違いなくニトログリセリンです。心不全の症状に効くのではないかと考えました。今かかっている循環器クリニックの先生は、どこか具合が悪くなったときはニトロペンを使ってみるようにとおっしゃるので、いずれにしても使って悪いことはないと思いました。
頻脈のために、常にごく軽い心不全の症状はあるのだと思いますが、どうかしたことで、それがいくらか強く出てくることがあるようです。このところ、何となくパトラッシュ(わたしの心臓の愛称)の元気がなく、体が腫れぼったい気がします。
高血圧は心不全を悪化させるようです。今朝の症状が、裁判が延びたことで立腹したツケというわけではないでしょうけれど。
メルクマニュアル医学百科に、心不全についてわかりやすく解説してありました。
以下に、自分に必要のありそうなところだけ抜粋しておきたいと思います。興味がおありのかたは上記ホームをご訪問ください。
心不全とは、心臓が十分な量の血液を送り出せなくなることです。心不全によって、血流量の減少、静脈や肺の中への血液の滞留など、心臓の機能をさらに低下させる他の変化が生じます。
心不全は年齢を問わず起こり、特に、生まれつき心臓に欠損がある幼児にも起こります。しかし、高齢者は心筋が損傷する病気にかかりやすく、加齢に伴う変化によって心臓の機能が低下する傾向にあるため、若年者よりはるかに多くの心不全がみられます。心不全が生じる確率は約100人に1人です。寿命が長くなり、一部の国では喫煙、高血圧、高脂肪食など、心疾患を起こす危険因子をかかえる人が多くなっていることから、心不全の患者は増加する傾向にあります。
心不全とは、心臓が停止した状態だと思いこんでいる人もいますが、心不全は、心臓が果たすべき機能を維持できなくなった状態を意味します。しかし、この定義は非常に単純化した概念です。心不全はきわめて複雑な病気で、その原因、病態、分類、経過はさまざまなので、簡単に定義することはできません。
心臓の機能はポンプと同じで、心臓が血液を動脈の内部に移動させる機能と、心臓が血液を静脈の外に移動させる機能があります。この心臓の機能が十分に働かなくなると心不全が起こります。その結果、全身の組織へ送られる血流量が減少して心臓に戻る血液がたまり、静脈内にうっ血が生じます。そのため、心不全はうっ血性心不全とも呼ばれています。
肺から心臓の左側部分(心臓の内部を参照)に流れてきた血液がたまると、肺の内部にうっ血が起こり、肺の機能が低下して呼吸が苦しくなります。全身から心臓の右側部分に戻ってきた血液がたまると、体のあちこちにうっ血が起こり、脚に水分がたまってむくんだり(肺水腫)、肝臓などの臓器が腫大します。心不全は普通、心臓の両側に何らかの損傷を与えますが、どちらか一方がより強く影響を受けることもあります。その場合、それぞれを右側心不全、左側心不全と呼びます。
゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。
心不全になると、心臓は体に必要な酸素や栄養分を与えるのに十分な量の血液を送り出せなくなります。その結果、脚や腕の筋肉は疲れやすくなり、腎臓の機能も低下します。正常な状態では、動脈内の血圧は腎臓が血液中から水分や老廃物をろ過して尿中に排出できるようになっています。心臓が十分な量の血液を送り出せなくなると、血圧が低下し、腎機能が低下して、体の余分な水分を取り除くことができなくなります。結果的に、血流量が増え、機能が低下している心臓にかかる負荷が増えるという悪循環が起こります。このため、心不全はどんどん悪化します。
心不全は主に、収縮期機能不全(より一般的)と拡張期機能不全の2つのタイプに分けられます。収縮期機能不全では、心臓の収縮力が弱まり、心臓に戻ってくる血液に見合う量の血液を送り出すことができなくなります。そのため、心室内に多量の血液がたまります。それから血液は静脈内にたまります。拡張期機能不全では、心臓がかたくなって収縮後に十分広がらなくなります。心室から正常な量の血液を送り出すことはできても、かたくなった心臓は静脈から流れこむ血液を十分にためることができません。収縮期機能不全と同じように、心臓に戻ってきた血液は静脈内にたまります。これらの2つのタイプが同時に起こることもよくあります。
原因
心臓に直接影響を及ぼす障害も、間接的に影響を及ぼす障害も、心不全の原因となります。急速に心不全を起こす障害も、何年も後に心不全を起こす障害もあります。収縮期機能不全を起こし、血液を送り出す機能を低下させる障害もありますが、拡張期機能不全を起こし、血液を取りこむ機能を低下させる障害もあります。高血圧や心臓弁障害では、これら両方のタイプの心不全が起こります。
゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。
症状
心不全の症状は突然始まる場合があり、特に心臓発作による心不全の症状は突然始まります。しかし、ほとんどの心不全の症状は数日から数カ月かけて現れます。心不全は長い間安定していることもありますが、知らない間にゆっくりと進行していることも多いです。
心不全の人は、筋肉に十分な量の血液が行きわたらないため、日常生活の中で、疲労感や体力の低下を感じます。高齢者では、疲労感や体力の低下だけではなく、ときに眠気、錯乱、見当識障害などがみられます。
右側心不全と左側心不全とでは現れる症状が異なります。両方の心不全が起こっている場合でも、どちらか一方の症状が強く現れることがあります。右側心不全では、足、足首、脚、肝臓、腹部に体液がたまって腫れやむくみが生じるのが主な症状です。体液がたまる場所は、余分な体液の量と重力のかかり方によって異なります。立っている場合は、脚や足に体液がたまります。あお向けに寝ている場合は、普通は背中の下部にたまります。体液の量が多い場合、腹部にもたまります。肝臓や胃に体液がたまると、吐き気や食欲不振が生じます。最終的には、食べたものが十分に吸収されず、体重が減り、筋肉が衰えます。この状態を心臓性悪液質といいます。
左側心不全では、肺の内部に体液がたまり、息切れが起こります。最初、息切れが生じるのは運動中だけですが、心不全が悪化するにつれて、より軽い運動でも息切れが生じ、ついには安静時にも息切れが起こるようになります。重い左側心不全の人は、横になっていても息切れがする(起座呼吸(肺と気道の病気の症状と診断: 呼吸困難の種類を参照))ことがありますが、これは重力によってより多くの体液が肺の内部に移動するためです。そのため、患者はよく起き上がり、あえいだり喘鳴(ぜんめい)がみられます。これを発作性夜間呼吸困難といいます。座ることで体液の一部が肺の底部に流れ出るため、呼吸は楽になります。最終的には、左側心不全によって右側心不全が起こります。
肺の中に大量の体液が急にたまることを急性肺水腫といい、ひどい呼吸困難、速い呼吸、青白い皮膚、気分が落ち着かない、不安感、窒息などが起こります。人によっては、気管支けいれんや喘鳴がみられることがあり、この状態を心臓喘息(しんぞうぜんそく)といいます。喘息とよく似た症状ですが、原因はまったく異なります。急性肺浮腫は命にかかわる緊急性の高い病気です。
心不全が進行すると、チェーン‐ストークス呼吸(周期性呼吸)が起こることがあります。このあまりみられない呼吸パターンでは、最初は速く深い呼吸ですが、徐々にゆっくりとした呼吸になり、その後は数秒間まったく呼吸をしなくなります。チェーン‐ストークス呼吸は、脳への血流が減少し、呼吸を調節する脳の部位に十分な酸素が行きわたらないために起こります。
心臓が心室から正常な量の血液を送り出せなくなると、心室内の血流が遅くなって、血液のかたまりができます。この血液のかたまりが心室から流れ出て塞栓となり、血流を通って移動すると、体内のどこででも、動脈の一部もしくは全体が閉塞する可能性があります。もし脳へ行く動脈がこの血液のかたまりで閉塞すると、脳卒中が起こります。
診断
医師は普通、臨床症状に基づいて心不全を疑います。診察で、弱く、多くは速い脈拍、血圧の低下、聴診器で確認できる心音の異常および肺への液体貯留、心臓の肥大、頸(けい)静脈の拡張、肝臓の腫大、腹部や脚の腫れやむくみなどがあれば、診断を裏づけることになります。胸部X線検査では、心臓の肥大と肺への液体貯留がみられます。
゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。
予防と治療
高血圧、重度の貧血、甲状腺機能亢進症、甲状腺機能低下症など、心不全の原因となる病気は心不全を起こす前に治療できます。冠動脈疾患を治療して心臓発作を防ぐことは、心不全を防ぐことにもなります。
心不全はほとんどの人にとって慢性的な病気ですが、日常生活をより快適にし、生活の質を改善し、寿命を延ばすためにできる対策はたくさんあります。治療の柱となるのは、心不全の原因疾患の治療、心不全の悪化因子の調節、心不全そのものの治療です。
゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。
終末期のケア: 心不全患者の多くが何年も生き続けることができるとはいえ、70%もの人が10年以内に死亡します。患者の余命は、心不全の重症度や、原因疾患が特定できたかどうか、行われた治療法などによって異なります。軽度の心不全では約半数が少なくとも10年は生きることができ、重度の心不全では約半数が少なくとも2年は生きることができます。慢性心不全の人では結局、生活の質が低下し、有効かもしれないさらなる治療法の実施が制限されることがあります。
゜。°。°。°。°。°。°。°。゜。°。°。°。
心不全では、症状が悪化しなくても、突然予期せず死亡することがあります。
| 固定リンク
「健康 №2(体調) 」カテゴリの記事
- ジェイコブ・ロスチャイルド氏が死去、87歳。風邪が長引きました。(2024.03.03)
- Twitterスペース「福島京大名誉教授が国を提訴!その真意と今後のアクションプランとは」。捻挫している間に誕生日を迎え、翌日、市の長寿福祉課から(絶句)(2023.02.24)
- コロナ禍においても、極めて冷静な某クリニックに出かけました。白血球数、肝機能正常、がんの兆候もなし。イベルメクチン最高!(2022.05.21)
- イベルメクチンについて、久しぶりにツイート(2022.02.04)
- (12月7日に動画を追加)厚労省は、モデルナとファイザーの新型コロナウイルスワクチンで、重大な副反応「心筋炎」が起きていることをついに認めました(2021.12.06)