バルザック作『鞠打つ猫の店』
娘が岩波文庫から出ているバルザックの『ゴプセック・鞠打つ猫の店』(芳川泰久訳)を買ってきました。
すばらしい活力剤です。
鞠…のほうは、東京創元社のバルザック全集にも、藤原書店のバルザック「人間喜劇」セレクションにも入っていず、このバルザックの《人間喜劇》第一巻巻頭に置かれた作品を読めないことが残念で仕方がなかったのでした。
父たちの起こした裁判沙汰は、まるで《人間喜劇》のなかに物語としてありそうな異様さ、おかしさ、せつなさがあります。わたしもその物語における登場人物の一人であるわけで、バルザックであればどう描くのでしょうか。この自ら出演する物語を鑑賞する余裕は、今はありませんが……。
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