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2009年2月20日 (金)

循環器クリニック受診

 午前中、循環器クリニックを受診しました。

 あまり調子がよくなかったことをいうと、先生は聴診器をずいぶんあちこちに(胸と首に何箇所も)、長いこと当てていらっしゃいました。最後に目を診たあと、ちょっと考えてから、「薬はこのままでいいね? ニトロペンはある?」と先生。

 1月ほど忙しいから舌下錠は余分にほしいと思い、先生にそういうと、「忙しいって、小説で?」と先生。「いいえ。実家のことでちょっと」とわたし。裁判で、とはいえませんでした。

 毎日服用する薬は前回と同じで、インデラル、シグマートを1日3回。ヘルベッサー、アイトロールを1日2回。ニトロペンは10錠出していただきました。

 調子が悪かったとはいっても、心臓の薬は今のままでよいと感じます。気温の急な変化やオーバーワークさえなければ、快適に過ごせているといってよいでしょう。

 ところで、診察の前、処置室に頭に凹のある看護師さんがいらしたので、わたしの凸も手術で凹となったことをご報告して、互いの凹を触りっこしました。似た窪みかたですが、わたしの凹のほうが全体に大きい感じでした。

 もう1人処置室にいた看護師さんとも、凹の話で盛り上がり、そのわたしたちのはしゃぎぶり? が診察室の先生に伝わっていたのか、診察のあとで、「頭の窪み、あるよね?」と、唐突におっしゃるではありませんか。

「ええ、ありますよ。頭に窪みのある看護師さんのと、窪み加減が同じくらいでした」というと、「頭に窪みのある看護師さんがいるの? へえー、それは知らなかった」と、先生は驚いていらっしゃいました。

 こうして皆で頭の凹のことをワイワイいっているときはいいのですが、わたしはこのことでは相当にダメージを受けています。そろそろ脳神経外科の予約をしなければいけませんが、億劫で仕方がありません。

 摘出して貰ったコブ1号は一番古い、当たり障りのないコブでした。

 他のコブも同じ性質のものだとは想像していますが、頭蓋骨にある1号以外は比較的最近になってからパラパラとできたものなので、本当に同じ骨腫かどうか、気にかかるのです。いずれにせよ、この先、なるべく手術せずに済むことを祈らざるをえません。下手をすれば、頭がぼこぼこになっちゃう。

 受付で支払いを済ませたとき、看護師さんが、「お誕生日、明日みたいだけれど……おめでとう」といってくださいました。忘れていました。明日で51歳。この地球で、この時代に、半世紀以上も過ごしたことを思うと感慨深いものがあります。

 日本もいろいろと居心地が悪くなってきたとはいえ、文明国に生まれ、教育を受けることができ、楽しめる状況を作り出すこともできるという環境下に過ごせて、今生は恵まれていたと神秘主義者のわたしは思います。次にこの世に降りてくるときはどうだろう? と思えば、今生の環境と体を本当に大事にしなければと思います。

 調剤薬局では偶然、前回と同じ薬剤師さんが担当でした。ニトロのペンダントの話が半端に終わっていたことを思い出し、その話をしました。

 別の薬剤師さんが、「あれなら、今差し上げることができるけれど」といって、持ってきてくださったペンダントはわたしが持っているのと同じロケット型のもので、色が違うだけでほとんど同じでした。

「同じようなものを持っているんですけど、引っかかって出てこなかったことがあるんです」とわたし。薬剤師さんはわたしのニトロペンを借りて、いろいろと入れかたを研究してくださいましたが、結局、わたしは平べったい型のものを注文しました。

 メーカーからの取り寄せになるかもしれず、それだと10日ほどかかるそうです。3月の裁判は、朝5時に家を出て、夜帰宅する強行軍になるかもしれません。ニトロのペンダントをしていきたいと思っています。届いたら、写真でご紹介します。

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