オバマ大統領の就任演説内容に募る不安
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このところ、父の問題で頭がいっぱいでした。そのことで妹と連絡を取り合うことも多いのですが、何かの弾みにオバマ大統領の話になり、妹が「カッコよかもんね」といいました。
初の黒人(の血の混じった)大統領の出現は、アメリカの歴史を考えれば喜ばしい出来事であり、また歴史の必然という感慨を覚えたのですが、わたしはオバマ大統領がカッコいいとは思ったことはありませんでした。なぜか、あのまなざしを見るたびに、暗い気分になってしまうので、カッコいいかどうかという次元にまで考えが及びませんでした。
単なる好みの違いといえばそれまででしょうけれど、妹とは悉く気が合いません。昔はそうでもなかったのですが。例えば、村上春樹の「ノルウェイの森」に妹は感動したといい(わたしは当ブログで、「ノルウェイの森の薄気味の悪さ」という記事を書いたくらいだから、いうまでもなくアンチ……)、確か妹は小泉元大統領首相にもエールを送っていました(わたしは当ブログで、「『ヒトラー最期の12日間』を読んで」を書き、その中で小泉元首相の新自由主義政策に疑問を呈しました)。
そしてオバマ大統領には、何かしら不安な感じをこれまでずっと持ち続けてきました。そうです、就任演説をテレビで観ていたときも、不安でたまらなくなったのでした。ひどく幼稚な、矛盾した演説内容に思えて……。
それは、彼がブッシュ元大統領のやり方を批判しているようでありながら、そうでもないことがわかるような内容であって、過去のアメリカの戦果を讃え、イラクからはこれ以上長居しても得にはならないからか手をひくけれど、血も涙もないようなアフガニスタン政策は続けることを強調していたからかもしれないし、経済政策の一環として、何だか夢のような、そして田中角栄を連想させるどころではない、どえらいあれこれが挙げられていたからかもしれません。
オバマ大統領は、あの広いアメリカで、道路や橋、通信網や連絡網を作り、医療技術を向上させつつコストを抑えるすばらしい技術(どんな?)を駆使するということです。また、太陽、風、大地を使って自動車を動かしたり、工場を稼動したり……するのだとか。
現在のアメリカでこうしたことが実行なされるには、どれほどの犠牲を伴い、どれほどのお金がかかるのでしょうか? アメリカがそれに失敗したとき、そのツケが真っ先に回ってくる国は従属国日本であろうし、万一日本がそれを拒むとき、わたしたちには、どんな運命が待ち受けているのでしょう。
DIAMOND Onlineの23日付記事、「オバマ経済対策に早くも疑問の声 巨額財政赤字の副作用は日本を直撃する」を閲覧して、ますます不安になりました。
また、報道の乏しいガザについて、広河隆一氏のブログ「DAYSから視る日々http://daysjapanblog.seesaa.net/」をリンクさせていただきます(勝手にすみません)。⇒おすすめ記事:メディアとガザ報道
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