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2009年1月 7日 (水)

イスラエル地上戦の恐怖

 イスラエルが地上戦に踏み切った(パレスチナ自治区ガザへ地上部隊による侵攻)ことは、ショックだった。イスラム原理主義組織ハマス撲滅のためだというが……どうも、ひどくなる一方のようだ。怖ろしい。

 この重大事件について、報道が乏しい。

 NHKあたりで、日本人にもわかりやすい解説を挟みながら、臨時ニュースを小刻みに流してほしいものだ。仕方なく、BS1にチャンネルを切り替え、海外、それも概ねアメリカのニュースに頼っている。

 そのアメリカは、国連安保理の停戦声明案に反対している。

 日本のニュースは、対応が遅れがちというだけでなく、どこかずれているし、偏りがありはしないか。

 今頃になって、派遣切りニュースのラッシュ。

 こうなった原因は、いうまでもなく、小泉政権下における構造改革――企業に対する規制緩和など、その内容――にある。小泉元首相の在任期間中、2004年に労働者派遣法が改正されて製造業にまで派遣法が拡大されるようになり、これ以後、非正規雇用者が増大したからだ。

 今日の派遣切りの原因をつくった、その小泉元首相の選挙戦では、この国のマスコミは小泉劇場などと囃し立て、エールを送らんばかりの報道合戦だったことを忘れるには記憶が生々しすぎるというものだ。

 この国のマスコミが理知的な報道を心がけてくれれば、騙されずに済む大衆が増えただろうし、今日の事態を招かずに済んだかもしれない。

 今後のイスラエルの動きに関しても、鋭い理智を働かせて的確に迅速に、わたしたち無知な大衆にホット・ニュースを届けてほしいと願う。 

 関連記事:エッセー「映画『ヒトラー最期の12日間』を観て

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