初創作、卑弥呼関係、同人雑誌
- 初創作は、前の記事の児童文学作品「すみれ色の帽子」の更新『はつもうで』だった。
「すみれ色の帽子」は掌編を足していく形式なので、長編ストーリー物になる予定の「不思議な接着剤」に比べると、気軽に続きを書きやすい。が、「すみれ色」の語り手瞳は、「不思議な接着剤」の登場人物の一人であり、錬金術師の末裔でもあって、続編でも活躍させなくてはならない人物。
「はつもうで」に出てくる瞳の父親にしても、電器店を経営している一見どこにでもいそうな人物であるが、その実、時空を超えて商売の手を拡げるアルケミー株式会社と関わりの濃厚な人物なのだ(アルケミー株式会社の商社マンである紘平の父親同様)。
紘平と瞳が幼馴染であることは、偶然ではないわけだ。父親達は続編で前面に出す予定であり、「接着剤」と「すみれ色」では何となく、彼らを印象づけるにとどめなくてはならない。
長編児童文学作品であり、冒険物となるはずの「接着剤」。「接着剤」に出てくる人物瞳の、どこにでもいそうな少女の視点でありながら、注目し出すと、錬金術師の末裔らしいクールな情感がゆたかに感じとれる作品にしたい「すみれ色の帽子」。
この2作品の役割は、当然、違っている。「すみれ色」には、「接着剤」を補足しながら綾をもたせる役割を振っているので、そこを逸脱しないように続けなくてはならない。
滞っている「接着剤」を進めるには、何としてでも秋吉台に行かなくてはならないが、今年夏までに行けないとなると困る。でも、お金がない……。 - 邪馬台国を舞台とした小説は、まだ下準備の段階。当ブログで連載中の昔の試作品「あけぼの――邪馬台国物語――」をどの程度までとり入れるかも、まだわからない。
今月末か来月初めには家族で宇佐神宮に参詣の予定だが、わたしの場合は勿論取材を兼ねてでないと……もったいない。
とりあえずは、「大分市史」の閲覧を続けよう。 - 同人雑誌の件は、前に書いた協会に加入の手続きを済ませた。
ところで、文学仲間Hさん(彼女のほうがかなり年齢が上だが)の賀状に、A書院の女社長がなさっている同人雑誌『G』に入会したとあり、わたしにそれへの投稿をすすめてあった。
以前、『G』への入会を社長さんからすすめられたことがあり、ありがたいと思ったが、作品傾向の違いや、なるべく合評会・忘年会に出席してほしいという言葉に応える自信がなくて、断ってしまった。
が、社長さんは邪馬台国関係の季刊誌を長年続けていらっしゃるし、同じ大学のOGでもあり、話していて魅力的なかただ。同人費は安く、「長文の作品も載せてあげられるし、校正はわたしがきちんとするから安心していていいわよ」とまでおっしゃっていただいたことが甦り、Hさんにも会いたくて、迷いが生じている(どう考えても、今の体力では合評会・忘年会への参加は無理だろうに)。
どちらにしても、もう会費を振り込んでしまったので、少なくとも1年間は協会の会員だ。ただ、協会に入っていても、作品の発表の場としての期待はあまりできないだろうと思う。
今年1年、同人雑誌に関する模索は続きそう。 - 昨年計画していながら、まだ手をつけていない、例の死者と生者が登場する舞台劇風作品をどうするか。書くのか、やめるのか。それに同人雑誌『H文学』はまだ休刊したわけではない。次回までは出るのだから、そのための準備もそろそろ始めなくては。何を出そう?
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