古い手帳
本棚の引き出しの一つを、わたしの手帳入れにしています。そこがいっぱいになると、押入れの天袋に仕舞いこみますが、どうやら引き出しがいっぱいになったようで、窮屈になりました。
で、1997年から数年前までの手帳は、押入れに仕舞うことにしました。手帳には室内用の大事なことなども書き込んでおく手帳と、外出用の手帳の2種類があります。
1997年というと、手帳によれば、その春に娘が中学3年生、息子が中学1年生。前年の夏に福岡県T市から大分県H市に引っ越してきたところでした。
ほぼ数日置きに、学校に関する事柄が書き込まれています。ここ数年、おせち料理はデパートに頼むようになりましたが、当時は作っていて、12月20日におせち料理の計画と記入があります。
この頃には「関西文学」の同人になっていたようで、また、あちこちの賞への応募も活発。4単元4ステージ終了とある記入が何のことかわかりませんでした。前のほうを見たりしてようやく、校正の通信講座のことだった、と思い出しました。
その課題、おせち準備、賞応募用の小説の清書を、同じ日にこなしています。この頃は今のように外食や弁当に頼る生活ではありませんでしたから、この日も普通に食事の準備、弁当作りも行っていたはずです。
そろそろ40代に突入しようという年齢であれば、ワーキング・マザーも少なくなく、これくらいは何でもない仕事量かもしれませんが、肉体的に衰えの目立つ今のわたしからすれば、わが事ながら、まぶしいばかりです。当時も病気だったはずですが、まだまだアクティブですね。
その翌日の22日も小説の清書の続きをやって、それから美容院に出かけたようです。23日は、息子の判定テスト(何の判定でしょうか、失念しました)、わたしは校正の報告課題を解答・提出、年賀状を書き、お歳暮も買いに出かけたようです。
23日は空白。何をした1日だったのでしょう。24日になると、また賑やかで、クリスマス・ケーキを取りに行き、クリーニング店やら銀行やらへも行き、図書館にも足を延ばして本を3冊返却。
25日は、クリスマスだというのに、山を越えて、大分県から福岡県の市立病院を受診。26日は灯油を頼み、大掃除に入り、校正の錬成コース提出(AB)とあり、どうやらこの日にめでたく賞に応募作品を送ったようです。おそらく100枚の作品でしょう。
1998年、元旦には初詣。4・5日に息子の友人が泊りがけで遊びに来ています。福岡県の友人ではなかったでしょうか。そして、年末・年始に関係なく、わたしの校正の学習は続いて(記入はありませんでしたが当然、創作・読書も続いて)、メモ帳は終了していました。
ちょっと買い物に出ただけでも、寝込んだり、食事が作れなかったりする今のわたしからは考えられない無謀な行動と映りますが、今のわたしのほうが普通ではないのでしょうね、まだ50歳ですから。
でも、手帳と一緒に「家庭血圧日記」なるものも出てきて、同年1997年の手帳の10月2日に市立病院受診・血圧表を持っていくとありますから、この頃のものではないかと思います。
11月15日は血圧149・117、脈拍66とありますから、インデラルを飲んでいたわりには血圧が高いなあと思いますが、翌日の16日になると一転して血圧99・69、脈拍65と、これは低い。脈拍は低めにコントロールされています。
ただ当時の体調からすると、自覚はなくとも、少しオーバーワーク気味だったのかもしれません。
日記と照らし合わせれば、もっといろいろとわかるでしょうが、さすがにその暇はないです。当時、もし今のようにブログが可能だったとしたら、弁当の写真を嬉々として撮ってアップし、教育を中心に家族のことを詳細にレポートし、賞の経過報告、同人雑誌のことや日常的に図書館から借りていたらしい本の感想などを旺盛に綴ったことでしょう。
過去の自分に元気を貰った、古い手帳の整理でした。
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