驚いたこと
大学時代の文芸部の先輩からメールをいただき、嬉しいながら驚いた。「覚えていますか」とメールにあったけれど、幹事をしていた先輩を忘れるはずもない。
何人かの元文芸部員からはたまに音信があるが、メールをくださった先輩とは大学以来のことだったから、本当に久しぶりだった。元文芸部員だった夫にもさっそく話したら、夫も「へえー」と驚いていた。
マダムNは勿論本名ではないが、イニシャル、生まれ年、文芸部のことを書いているので、すぐにわたしだとわかったのだろう。
実は、このブログのことは、元文芸部員に限らず、知り合いにはあまり話していない。書きすぎの嫌いがあって、恥ずかしいから。勿論、読んでいただけることは嬉しい。嬉しいけれど、恥ずかしい(悶々)。
駄作であれ何であれ、大学卒業以後もずっと、50歳になる今日まで書き続けてこられたのは、創作の基礎を文芸部で叩き込んで貰ったお蔭だと思っている。当時の福大文芸部の意識は高かったと思う。
それ以後、いくつかの同人雑誌に関わったが、あそこで教わったほどのことは、どこでも教わらなかった。
放置状態のライブドア・ウィキ。設定次第では外部からも編集できる便利な機能を利用して、福大文芸部に所属したことのある人々(現役のかたも可)のための広場にでも、できないだろうか。そう思って久しぶりにウィキに行ってみたら、やりかたをすっかり忘れていた。
説明を読んだり、あちこちいじったりしているうちに、やりかたを思い出したが、あれに気軽に書き込んで貰うには、ちょっと難しいかな。
でも、単なる掲示板では、つまらない。作品も載せられるような広場でなくては。しばらく考えてみたい。
そういえば、案内を送っていただいた協会に入るかどうかをまだ迷っている。作品の長さの件で。同人雑誌も、賞も、短編中心に構成されているようで、短編ばかり書く癖がつくような不安があるのだ。
故三枝和子先生がおっしゃったように、わたしの体質は長編だと思う。賞狙いで長年過ごし、30枚・60枚・100枚の作品ばかり書いてきたせいで、何だかずっと勘が狂っているような感じがある。
ただ短編も書くのは楽しいから、これからも書いていきたいし、今書こうと計画している神秘主義的作風の作品も短編にぴったりの素材だ。同人雑誌に掲載していただけるかどうかは別として、そうした場があると思えば書く励みにはなる。
うーん、どうしよう?
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