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2008年8月21日 (木)

入院10日目②循環器科受診(セカンドオピニオン)

10:30〜12:30の間に、循環器科と脳神経外科を受診しました。

循環器科の先生は、若くてがっちりとした、とても優しそうな先生でした。
これまでの経過を話しました。
「Y先生の処方は絶妙ですね、すばらしい。だって、Y先生でしょう?あの方はもう、心臓血管外科の権威ですから」と先生は、遠くを見るような眩しそうな目をなさって、ニッコリ。
うーん、やはり循環器クリニックの先生は権威者のようです。あの屈託のなさなので、ピンと来ないのですが。
冠攣縮性狭心症の確定診断を受けるためにカテーテルを受けたいと思っていたのですが、わたしの場合はもうその段階はとうに超えているらしく、受けてもメリットはないようでした。
実はカテーテルを受けたいと思った主な動機は、ブログでした。
間違いないだろうとは感じていても、カテーテルで確定診断を受けていないと、何かもぐりで冠攣縮性狭心症患者を名乗っているような後ろめたさを感じていたのですね。そう、正直にいえば、ハクをつけるためにカテーテルを受けてみたかったのです。
こうなると、ブログはわたしには有害なものとなっていたといえます。
先生とお話しして、その愚かさに気づきました。先生がおっしゃるには、カテーテルをしたからといって、100%わかるわけではないそうです。
わたしの場合、インデラルを除いた薬を全て数日断ってしなければならず、検査自体も危険性を伴うそうです。
カテーテルをしたとして、反応が出れば、今までの薬を飲み続けるだけだし、仮に反応が出なかったとしても、インデラル以外の薬を切れるかというと、それはどうかと思うと先生はおっしゃいました。
「カテーテルをするのは、診断に迷いがあり、これから薬を使う場合にすることが多いですね。Nさんがそれでもどうしても、ということであれば、カテーテルをしましょう」と先生。
わたしは伺いました。「先生がわたしの立場だったら、どうなさいますか?」
「ニトロで心臓の痙攣が止まらなければ、受けるかもしれませんが、そうでない場合は受けないでしょうね」
わたしも、カテーテルは受けないことにしました。
「脳神経外科で手術をする場合は、エコーをとることになると思います。手術中、後の心臓管理はちゃんとなされるので、心配なさらなくていいですよ」
気になっていたニトロの耐性についても、質問してみました。
「頓服のニトロで耐性が出ることはあまりないと思いますが、連続して服用するニトロではその心配があります。この場合は、アイトロールとシグマートですが、シグマートのほうが出にくいと思います」と先生。
インデラルは冠攣縮を引き起こすので、あまりよくない、似た効果のある他の薬もあるということでしたが、それについては以前かかっていた総合病院でも、今かかっているクリニックでも試したことがあり、どれも合わなかったといいました。うまく頻脈が治まらなかったのです。
「それでは、それで仕方がないということでしょうね」と先生。

脳神経外科でCTを撮ったところ1月間で、1.5㎝強の瘤が2㎝弱に育っていました。
わたしは、その瘤をとってください、といいました。
「とるの? 痛いよ。そりゃ、外来で簡単にとれるけどさ」と先生。
「一緒に、額のポツッもとってください」とわたし。
「えーこれもとるの? このベビーも? だけど、ここは額だから傷痕が残るかもしれないよ」
だから、小さいうちにとってほしいんじゃないの。実は、後頭部の頭蓋骨にベビーがもう1個育っていることが判明しました。
削ぐか、パキッと摘んで 折るか、抉るか、先生は思案なさっていました。組織検査に出す以上、とる方法を病理と相談する必要があるという話でした。
外来で手術は嫌なので、入院中に手術してほしいという希望を伝えましたが、貴重な日赤のベッド。
退院後に外来で、ということになるのかもしれません。
わたし、とってください、なんて平気で希望してしまいましたが、注射ですらダメージを覚える痛がりです。どうしましょう?

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