Diary 08.7.29/乳癌検診は白、気になる腫瘤、息子との会話
頭と両脚にできた腫瘤のことは前に書きましたが、自分で調べたところでは――気持ちの悪いことに――どうも他にもあるようです。
娘は怖がって、わたしの体にできた塊など見たくない、触れたくない、という姿勢なので、触って貰うなど論外ですが、内科的なものは怖がるけれど外科的なことには平気な夫に見て貰い、触って貰いました。
頭頂から右へ少し下った頭に、お碗を伏せたようなかたちの小さな腫瘤が1つ。髪の毛に隠れています。これは先日脳神経外科で受けたCTにより、三層になっている骨の一番外側にできたものであることがわかりました。
新しく浮かび上がってきたのは、髪の生え際に近い額にあるごく小さな硬い腫瘤。これは比較的最近になって、手に触れて気づきました。「あら、吹き出物?」と思い、鏡を見ましたが、何も見えず、吹き出物であればむしろはっきりわかるはずなので、おかしいなと思っていたものです。
忘れていましたが、改めて触ってみると、やはり頭蓋骨にくっついた硬いできものであるように思えます。少し大きくなったような気がします。夫も、「確かに何か硬いものがある。俺にはないよ」といいます。夫の額では平面状のところに、わたしのできものはポツンと骨にくっついたかたちであるようです。
右膝の皿にくっついたように見える硬い小さな腫瘤。左膝の皿のすぐ下にかかるように拡がる、面積的には一番大きな平べったい腫瘤。この2つは先日整形外科でレントゲン撮影をし、3ヶ月後にCTの予定となっています。
両脚の2つの腫瘤が無害なのかどうかは、まだわかっていませんが、両膝、ことに左膝がここ数年トラブルを起こしやくなっていることは気にかかっていました。そのため、階段の昇降が嫌で、なるべく使わないようにしています。そもそも股関節にも、わたしは少々不安を覚えています。
高校時代バレー部でしたたかに膝を打ちつけることを繰り返していましたから、そのせいかと思っていましたが、腫瘤の影響ということも考えられるかもしれません。
そして、額に続いて新しく気になってきた左手の親指の関節。ピアノの練習、それをやめたあとはバレーと、酷使することの多かった指ですが、最近までトラブルは一切ありませんでした。
最近になってうまく曲がらず、夫のワイシャツのボタンをかけることにすら痛みを伴います。先生にお話ししたところ、CTを撮ってみなければわからないが、それは指の使いすぎではないか、湿布を出そうとおっしゃいました。
が、ここにもやはり指の側面の部分に、右手の親指にはない硬いものが触れ、腫瘤ではないかとわたしは考えています。
どれも見た目には、大して目立ちませんが、触れるとドキッとします。夫も、さすがに触れてドキッとしたようで、一瞬息を呑みました。整形外科の先生ですら、そうですもの。
「骨の腫瘍なんて、もっと年齢的に……」と信じられない面持ちで、先生は、診察するようにというよりは、拭い去ろうとでもするかのように、わたしの塊にこわごわ手を触れられました。
そんな先生の様子に、わたしは動揺しました。「こんなものは、ホクロやイボのようなものでね、よくできるものの一つだよ」などとおっしゃることを期待していたのですね。
もう1つ頭に腫瘤ができたら脳神経外科を受診することになっているのですが、受診の時期を迷っています。額の腫瘤がこの先大きくなるようであれば、髪に隠れる瘤より先に、美容上問題となってくるこちらを小さなうちにとって貰いたい気がします。
先生が何とおっしゃるかです。
この際気になっていた左乳房も検診を受けておきたいと思い、昨日県立病院の外科で乳癌検診を受けました。幸い、異常は見つかりませんでした。
「最近、左乳房にぴりっとした痛みが走ったり、授乳期を思い出させるような張りかたをすることがあります。頭や脚に腫瘤が見つかったこともあって、ここにも何かあるのではないかと心配になり、受診しました」といつもの溌溂とした感じでいうと、先生は「そんなことはないでしょう」とニッコリ。
待合室では、市の検診で引っかかったという2人の女性と毎年ここで乳癌検診を受けているという1人の女性が、この世の終わりのような顔つきをして話し込んでいました。全員大丈夫だったようで、皆、恥ずかしそうなニコニコ顔で診察室から出てきました。
マンモグラフィー、エコー、触診のコースで2,660円(3割負担で)でした。「最低でも、2年に1回は検診を受けたほうがいいですよ」との先生のお言葉。わたしのぴりっとした痛みや張りは生理に伴うもので、乳癌の心配はないとのことでした。
息子が電話をかけてきたので、腫瘤のことを話したところ、ドキッとしたようで、医学事典を読むのが趣味の息子もこの分野の知識はあまりないようでした。
腫瘤が障害を起こしてくる気配があろうとなかろうと、わたしが気になるようであれば、とってしまったほうがいいと思うという息子の意見でした。心臓病があるので、どうせ手術するのであれば腫瘤が小さいうちのほうがいいのでは、という息子の考えでした。
それにしても、こんなに腫瘤が見つかり(これらが腫瘍と確定したわけではありませんが)、この先増えるとなると、とりきれるのかしら。笑い事では済まなくなります。万一悪性だったりしたら、これはもう駄目でしょうね。
ずっと咳をしていたので、そちらの心配もさせてしまったようです。本当にしつこい咳です。美容院に行きたいのですが、毎日咳が出、フルタイドも効かず、一旦出だすとなかなか止まらないので困ります。
呼吸器科経由で、美容院へ行きましょうかね。
息子の住む街では、昨日バケツをひっくり返したような豪雨で、雷を伴い、その雷のせいで研究室のコンピュータが「何人もやられた」のだとか。息子はコンピュータを人間と思っているかのようないいかたをします。その処理に追われた様子。
来月の上旬に研修で長野に行く予定があり、その数日後には日田市に行く予定とか。高校時代のクラスメートが結婚するそうで、打ち上げに呼ばれているとのことです。友人たちに会ういい機会だと、楽しみにしているようです。
夫を赦せない息子は、来年の正月も帰省しないようなので、「またそっちに行こうかな。それとも、どこかで落ち合う?」と持ちかけると、「小倉か博多まで出てもいいよ」と息子。息子をツンドラに連れて行ったことがないので、博多で落ち合うのもいいかもしれません。
話題は変わりますが、同人雑誌の発行人が某出版社に頼まれて、自費出版のお誘いを転送してきました。発行人が転送に応じられただけあって、自費出版といっても良心的な印象です。
とてもそのゆとりはありませんけれど。『文学界 7月号』で〈今月のベスト5〉にわたしの作品が選ばれたのを出版社の人は見たようです。
瘤騒動で、すっかり時間が潰れてしまいました。来月中に短編を仕上げることができるでしょうか。
額の腫瘤が見る見る大きくならなければ、3ヶ月後に整形外科の受診をする同じ時期に脳神経外科を受診してもいいような気がしています。
3ヶ月後というと、10月ですから、児童文学作品『不思議な接着剤』のための秋吉台への取材旅行も済ませられます。
観察は続けながらも、とりあえず、作品に専念しようと思います。料理の写真がまた溜まってきました。新ショウガの美味しい季節。テレビで観た「ショウガご飯」を作ったら、とても美味しかったので、紹介したいと考えています。
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