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2008年5月17日 (土)

第44回総選挙のときに見た不吉な兆し

ホームページ「バルザックの女弟子になりたい!」に、エッセー「映画『ヒトラー 最期の12日間』を観て』―2005.10―」を収録しました。⇒こちら

当ブログでもお読みになれますが、ホームページですと、作品ごとの収録ですので、まとまったものとしてかなり読みやすいかと思います。

今回収録したエッセーは、郵政解散といわれた衆院解散→小泉劇場→第44回総選挙といった、現代日本の大きな転換点となった一連の出来事のひと月ほどあとに執筆したものです。

自称神秘主義者のわたしは、この総選挙のとき、空間に赤く不吉に輝く星のような赤い光を見ました。

英語で書かれたブラヴァツキー夫人の『シークレット・ドクトリン』をロシア語に訳したエレナ・レーリヒは、わたしもしばしば見る空間に見える光についていろいろと解説していますが、アグニヨガ協会訳で、ここにその断片をご紹介します。

大抵黒い点は暗黒、、又は混沌的なエネルギーの接近を意味する。その場合、万事に注意したほうが良い。だから私は小さな黒い点を見ると、それらが度々、困難の来ることを示したり、又は健康について警告していることを知るのである。点が大きければ大きい程、多ければ多い程、もっと注意を払うべきである。

時々、空間の中を泳いでいる大きなビロードのような黒い点を見ることができる。紫、青、銀色、そして金色の点は、いつもよい使者たちであり、あるいは師匠のご放射が近いことを示すものである。

黄色の点は、危険の警告である。赤い点は、大気の中の大変な緊張を示し、その時、地震や嵐や革命さえも予期できる。

わたしは自身の体験から、レーリヒの解釈に共鳴せざるをえませんが、ただ、赤い点だけは、そのときまで一度も見たことがありませんでした。自然災害の徴だろうか、と思いましたが、自然災害に関連して赤い点を見たことはなく、自然災害を予知したこともありませんでした。

そんなわたしにとっては否定しようもないありありとした見えかたで赤い点を見たということは、よほどの大惨事につながる自然災害が襲いかかってくるのではないかと怯えました。

でも、あれは今思えば、革命を予知したものだったのです。あの郵政解散以後、わが国に起こったことはまさに革命に匹敵します。何か冗談のように進行した出来事だっただけに、その自覚ができにくかったというだけの話です。

エッセーを書いたとき、わたしはその赤い点のことを思い浮かべていたわけではありませんでした。ですが、大きな危機感を覚えて、まとまった文章にしておきたいと思ったのでした。

そのことは、映画の感想に絡めて不器用な書きかたをしたにすぎませんが、あえて書き直すことなく、ホームページに収録しました。  

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