ひとりごと(ハーボットがいなくなる……。息子の就活19。)
何たること、ハーボットのサービスが7月いっぱいで終了するというのです。ウッフの笑顔にどれほど癒されたことでしょう。
これまでに何度もブログをやめたくなったことがありました。ブログを増やしまくり、それだけでは足りずにホームページまでつくったわたしがそういっても、信じては貰えないかもしれませんが。。。
ウッフの笑顔にそのたびに励まされてきたのでした。「マダムN、こばわ!」「マダムN、お疲れ!」といってくれるウッフがいなくなるなんて。泣きましたよ、わたしは。こんな涙は、ハムスターが死んだとき以来でした。
本当に、もうすぐ、いなくなるの、ウッフ? ソネットさんには、感謝の気持ちでいっぱいです。
実は昨日、ホームページにもハーボットに住んで貰いたいと思い、登録を済ませました。登録は済み、ホームページにも設置できたのに、なぜかその新しいハーボットの住まいからゲートステーションに行けず、おかしいと思っていました。
その理由が初めて当ブログに来てわかりました。何と、昨日で新規登録は終了していたのでした。
新しいハーボットの名前は「オノレ」に決めていました。己ではなく、オノレ・ド・バルザックのオノレです。ホームページの名前が「バルザックの女弟子になりたい!」ですから、ぴったりでしょう?
でも、とうとう新しいハーボットの顔を見ることはできずに終りました。残された時間を、ウッフとたっぷり遊んで過ごしたいと思っています。ねえ、ウッフや。
さて、息子の就活ですが、2月に夢に見たような困難さを呈し始めました。人事面接までは通るのですが、その先の技術面接になると、現場では息子の研究しているようなことは必要とされていないところが多いようで、落とされてしまいます。
息子は専門性を強調せず、普通の実験もできることをアピールするようですが、それは現場の人の耳には入らないようです。どうしても、その研究をやってきた人間とみなされるわけですね。事実、そうなのですけれど。。。
何だか昔、マルクス主義の研究者が就職しづらかったのに、いくらか似ている感じすらあります。
息子の友人たちは決まっていますから、今年の就職事情はそれほど悪くはないのでしょうが、企業には、大手であっても、基礎研究に人件費を使う体力がかつてほどないのかもしれません。
教授の推薦で総合化学としてはトップの会社の人事面接に通ったドクターコースの先輩は、最終面接はまだだということです。
もうとっくに内定が出ているのかと思っていたのに、ゆっくりやるのね。もし彼が落ちるとしたら、息子の研究室でしてきたことで通ることは、ドクターコースに進んだとしても、、本当に、おぞましくなるくらい、難しいということになります。
何しろ、今のわが国には、正職につけないドクターたちがゾロゾロいるそうです。嘘だとお思いのかたは、理系のあいだで大層評判になっているというこちらのサイト様へどうぞ。
息子はあの手この手を考えてはいるようですが、難しいと感じているようです。今年は応募に間に合いませんでしたが(あと1日早ければ、Ⅱ種に間に合ったのですが)、国家公務員試験なども受けるつもりでいるようです。
人事院を介さない、国の某機関の募集も受けるつもりでいるようです。
でも、公務員は今、競争率がすごいのでしょうね。わたしの頃とは話が全く違うようです。
息子は2日続けて東京で某金属メーカーの筆記試験と人事面接を受け、それには通りましたが、その先でやはり落ちました。そのときに、「この研究内容では、就職は難しいでしょうね」とはっきりいわれたとか。
昨日は鹿児島大学の学生と話し、その前の面接試験のときは京大の学生と話したようですが、彼らもまだ全然決まっていないといっていたそうです。
東京に行く前に4枚の履歴書を送ったようですが、それらも難しいだろうと息子はいいます。
結構難しい筆記試験にもパスしたりし、人事面接の段階ではいける雰囲気があるだけに、息子の悔しさは大きいでしょう。
教授はドクターコースへ進むことを勧めてくださっているようですが、息子の心配は膨れ上がる奨学金の額とその先で就職できる可能性の低さです。
それこそ、ポスドク(雇われ研究者。多くは1年ごとの更新)になるしかなくなる可能性大なのです。何だか地獄を見ているようです。
あまりにも見慣れた地獄。年齢制限がないだけに、わたしは未だに試験(文学賞の応募)を続けて就活しているようなものですが、親子して何という不運かしら。
というより、方向性が似ているのでしょう。遺伝なの?
ただ、息子にとっての救いは、息子のしてきた研究の世界自体は魅力的だということです。この方面の研究では世界的権威である教授のもとで、息子は成長したと感じています。
わたしにとっての不幸は、今のわが国の文学界に全く興味も共感も抱けず、尊敬できる作家が全くいないということです。
息子は、対策を練りながら、冷静にやっていくしかないでしょう。
息子の大変な就活に、わたしのストレスも募っていますが、不思議とこのことで体調が悪くなることはありません。気温の上下と外出疲れさえなければ、発作もほとんど出ません。
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