ひとりごと(気になっているブログ、息子の就活13)
気になっているブログがある。夢日記という体裁のブログで、淡々と、黙々と、夢の中の出来事だけが綴られたブログだ。
だが、夢の記録にしては一つの夢が長く、連載形式で数日間に分けて綴られていることが多く、文体も叙情的で、夏目漱石の『夢十夜』のような小説なのかもしれないと思ったりもしている。
そのブログは3月上旬で更新が止まったままなので、よけいに気になってしまう。
話は、現実的なことに変わるが、昨日、息子から電話があり、心惹かれていた某非鉄金属メーカーの筆記試験はだめだったと思うという話だった。ところが、電話を切った直後に息子にメールがあったそうで、それは筆記試験に通ったという知らせだったそうだ。
来月1~4日のうちのどの日かを息子から指定して、面接ということになった。面接が何回あるのかは聞いていない。まずは1回目をクリアできるかどうかだ。バーの高さは、どのくらいなのだろう? 低くはないのだろうなあ。
そのメーカーは茨城の東海村に研究所があり、息子はそこを受けたわけだが、東海村というと、わたしの頭にはどうしても原発の2文字が浮かぶ。そして村とつくことから、よほど辺鄙なところかと想像してしまい、何となく暗澹とした気持ちでいると、息子はそれを察した様子だった。
「東海村といっても、都会だそうだよ。研究施設や工場が沢山あるんだって。研究所がある場所は、水戸に近いところなんだけれど」
息子の友人が学会か何かで、東海村に行ったことがあるそうだ。わたしは九州から出て、東京より先は、長野と北海道にしか行ったことがない。無知で、恥ずかしい。
息子が心惹かれている以上に別格としてあまり話題にも出さないのは、旧財閥系の某メーカーで、既に面接を受けた。ここの結果は、まだわからない。
ここは先日、傘下にある著名な研究所の一つを解散すると発表した。研究所員は全員解雇という。ニュースによると、再就職にはサポートがあるようだが、こんな厳しいニュースに接すると、息子に降って涌いた、あるような、ないようなコネのイメージは、タンポポの綿毛のように飛んでいってしまう。
ここの研究所のうち、息子が研究室で学んできたことを丸ごと手掛けている研究所には――そこに知り合いのいる助教授の話では――昨年1人入ったそうで、新しい人間は必要としていないそうだ。
面接のときに、もし息子が配属になるとしたら、大学院の研究室で学んだようなことと別のことの両方を手掛けている研究所になるが、それでいいかと確認をとられたそうだ。勿論息子は頷いたそうだが、そこが新しい人間を必要としているのかどうかは息子には想像しようがないようだ。
解散が決定した研究所の話から想像してみても、仮にどんなにコネがあったところで、必要としない、あるいは適性を認めない人間を入れるほど、甘い会社ではないだろう。尤も、この時代、甘い会社などないのかもしれないが。。。
過日、学校推薦の件で電話をしてきた鉄鋼メーカーから再度息子に電話があり、学校推薦に限るといったのは間違いだったとのこと。自由応募で受け付けるそうだ。
そしてネットでテストを受けるように指示され、受けたそうだが、難しかったとか。学校推薦だと、これは受けずに先に進めるのかもしれない。
大企業が選考に動き出す前に、必要な人数を確保しておきたい中小企業もあれば、大企業の選考後に動き始める中小企業もあって、就活の現場は事が錯綜しているという印象。
内定した息子の友人の1人は、もう就活を続けるつもりはないそうだが、面接に行くのを断った会社から電話がかかってきて、説得されること30分。
友人はどうしても断りたかったそうだが、断り状の文面が思いつけなかったので、息子が代筆し、友人はそれをそのまま送ったという。
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