只今、準備中~その二
ホームページを準備中であることは、前にご報告しましたが、ここ数日家事雑用で思うように時間がとれず、依然準備中です。
ホームページといっても、今流行の(?)ウィキというサービスを利用した作成なので、ほとんどブログ感覚でできるのですが、ブログの手軽さを持ちながら、作品の置き場などにはぴったりだと感じています。
作品を置く段階で、文字の大きさに迷い、大きくしたり小さくしたり、結局もとの小さめの文字サイズに戻しました。
わたしのように老眼や近眼などで見づらいかたは、プラウザの「表示」の機能を利用して、文字サイズを変更してご覧になっていただければと思っています(ご参考までに⇒こちらのサイト様)。
で、今日はこれから娘と買い物に出るので、ご紹介までにはもう少し時間がかかりそうです。
その間、当ブログはじめブログ全体の更新が滞ってしまいますが、ごめんなさいね。せめて、2編くらいは作品を置いた段階でご紹介したいと思っていますので。
ちなみに、純文学作品のうち、置きたい作品をリストアップしたところ、下記のようになりました。
個人誌に発表したものは習作も習作という出来の作品が多いのですが、なかなか楽しげに書いていて、それならではの捨てがたい味があり、結構リストに挙がってしまいました。
こうして作品を整理していてしまった、と思ったのは、賞に血道を上げていた(?)頃の諸作品です。どうにか作動するワープロでフロッピーに収めたそれらを画面に映してみますと、まるでハイエナに食い荒らされたみたいな様です。
改作に次ぐ改作で、原型をとどめないほど。作品の長さも賞に合わせて切断したり、引き伸ばしたり、題名もへんてこりんだったりし、見るに耐えないものがありました。この時代の焦りも感じられて、我ながら愚かしく、痛々しい。
そんな作品群の中で、100枚の作品『地味な人』は、お受験殺人事件と称された事件を題材にしながら、当時進行しつつあった都市のドーナツ化現象、アメリカ型の商業主義の侵食などにスポットを当てたオリジナル性の高いものに仕上がっていると思い、捨てられませんでした。
この作品は流通業界に勤務する夫の話にかなり取材したもので、夫も快く協力してくれ、夫婦合作といっていい作品かもしれません。
パソコンを始める以前の作品がほとんどで、中身をホームページに収め終えるのには相当に時間がかかりそうですが、何とか果たしたいと思っています。そうして鳥瞰してみなければ、自分のこれまでの創作活動の意義、作品の価値や位置づけといったものが見えて来ないのですね。
作品の下に、発表した同人誌などを書いていますが、編集人や発行人のお名前まで書いたのは、例えば「関西文学」には2つあるからです。
発行人松村氏の「関西文学」には発足の頃に入会させていただいていましたが、わたしがお世話になり、育てていただいたのは、元の(といっては語弊があるかもしれませんが)「関西文学」でした。
ご恩返しができるどころか、気ままなブログを作り散らし、恥さらしなホームページまで作りかけているなんて、忘恩行為も甚だしいものがあるかもしれませんが……(懺悔)。
この一覧を見れば、わかる人にはわたしの本名、知れてしまうでしょうね。。。
一覧の中には、既に当ブログでご紹介した作品が複数あります。
マダムNの文学作品一覧
純文学作品
煩悩
個人誌「ハーモニー」4号(昭和62年4月)に収録。風疹
個人誌「ハーモニー」6号(昭和62年10月)に収録。露草
個人誌「ハーモニー」8号(平成元年11月)に収録。ジュピター
個人誌「ハーモニー」10号(平成4年1月)に収録。母と石とすみれのような青年の話/蛍/雪だるま/桜異聞
個人誌「ハーモニー」11号(平成4年9月)に収録。杜若幻想
「東公園・ベイビーズ・クラブ・タイムズ」第4号(1991年)に収録。無垢の浄土は疎けれど
個人誌「ハーモニー」12号(平成5年12月)に収録。曙
個人誌「ハーモニー」11号~13号(平成5年12月)まで連載。未完。※2006年6月13日より、ココログブログ「マダムNの覚書」において、「あけぼの― 邪馬台国物語―」と改題し、連載中)。茜の帳
同人誌「くりえいと」創刊号(平成7年3月)に収録。銀の潮
個人誌「月の捧げもの」作品集1(1995年11月)に収録。牡丹
同人誌「関西文学」第35巻第8号通巻第400号(編集人・横井三保、発行人・橋本敏生、1997年8月)に収録。同人誌「日田文学」54号(編集人・江川義人、発行人・河津武俊、平成19年1月)に収録。フーガ
同人誌「関西文学」第6号(編集長・河内厚郎、発行人・松村信人、1998年11月)に収録。救われなかった男の物語
第15回織田作之助賞最終候補作品。選考委員は後藤明生、三枝和子、杉山平一の各氏。結果発表誌は「文学界」2月号(平成11年)。ブラック・コーヒー―文学賞の舞台裏―
平成11年度第31回九州芸術祭第30回文学賞地区優秀作。最優秀作品は、大道珠貴氏の「裸」。最終選考委員は五木寛之、白石一郎、立松和平、秋山駿、細井秀雄(「文学界」編集長)の各氏。結果発表誌は「文学界」4月号(平成12年)。地味な人
平成12年5月脱稿。女であることの可笑しみ
平成13年度第33回九州芸術祭第32回文学賞地区優秀作。最終選考委員は五木寛之、白石一郎、立松和平、秋山駿、細井秀雄(「文学界」編集長)の各氏。結果発表誌は「文学界」4月号(平成14年)。白薔薇と鳩
同人誌「日田文学」51号(編集人・江川義人、発行人・河津武俊、平成17年3月)に収録。台風
「第22回織田作之助賞最終候補作品。選考委員は川上弘美、杉山平一、辻村登の各氏。結果発表誌は「文学界」5月号(平成18年)。同人誌「日田文学」53号(編集人・江川義人、発行人・河津武俊、平成18年7月)に収録。侵入者
平成19年8月脱稿。
| 固定リンク
「文化・芸術」カテゴリの記事
- 日本色がない無残な東京オリンピック、芥川賞、医学界(またもや鹿先生のYouTube動画が削除対象に)。(2021.07.20)
- 芸術の都ウィーンで開催中の展覧会「ジャパン・アンリミテッド」の実態が白日の下に晒され、外務省が公認撤回(2019.11.07)
- あいちトリエンナーレと同系のイベント「ジャパン・アンリミテッド」。ツイッターからの訴えが国会議員、外務省を動かす。(2019.10.30)
- あいちトリエンナーレ「表現の不自由展」中止のその後 その17。同意企のイベントが、今度はオーストリアで。(2019.10.29)
- あいちトリエンナーレ「表現の不自由展」中止のその後 その16。閉幕と疑われる統一教会の関与、今度は広島で。(2019.10.25)
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- トルストイ、イルミナティ、マルクス……と調べ出したらきりがない(2016.09.07)
- 連続して起きると頭がフラフラしてくる不整脈とマイナス思考(2016.01.04)
- 癌と闘っている、双子みたいな気のする男友達 ⑤一般病棟に復帰(2015.05.19)
- 幼馴染みから、30年ぶりの電話あり。久しぶりに動画で観た安奈淳(追記あり)。(2015.04.15)
- 癌と闘っている、双子みたいな気のする男友達 ③ああよかった、まだ生きていた!(2015.03.01)
「文学 №1(総合・研究) 」カテゴリの記事
- ついにわかりました! いや、憶測にすぎないことではありますが……(祐徳院三代庵主の痕跡を求めて)(2023.07.04)
- 第29回三田文學新人賞 受賞作鳥山まこと「あるもの」、第39回織田作之助青春賞 受賞作「浴雨」を読んで (2023.05.18)
- 神秘主義をテーマとしていたはずのツイッターでのやりとりが、難問(?)に答える羽目になりました(2022.06.22)
- 萬子媛の言葉(2022.03.31)
- モンタニエ博士の「水は情報を記憶する」という研究内容から連想したブラヴァツキー夫人の文章(2022.02.20)
「創作関連(賞応募、同人誌etc)」カテゴリの記事
「マダムNの他サイト情報」カテゴリの記事
- 神秘主義的エッセーブログを更新しました。エッセー 120「舅の死(ある因縁話)。百貨店でオーラの話。」(2024.09.24)
- 『卑弥呼をめぐる私的考察』(Kindle版)をお買い上げいただき、ありがとうございます! (2024.03.18)
- これから、というかた――同志――のために、もうこの時期ですが、「おすすめ年賀状テンプレート・イラスト2024(令和六年)」を『Nのめもちょう』に公開(2023.12.28)
- エッセーブログより「26 フジコ・ヘミング (1)初のフジ子・ヘミング 2006.5.1」を紹介(2022.12.25)
- 神秘主義エッセーブログより、改稿済み「71 祐徳稲荷神社参詣記 (2)2016年6月15日」を紹介(2022.11.04)