一応順調なブログ運営、新作の連載が終る恐怖~「マダムNの創作ノート」から
ブログが9つにもなってしまったので、そのうちのいくつかには蜘蛛の巣がかかるのではないかという懸念があったが、まずまず順調に更新できている。
「マダムNの神秘主義的作品」だけは、どうしても更新が滞りがちだ。『枕許からのレポート』の連載が終ったあとは何を連載しようかなどと考えている。
「マダムNの純文学作品」で過去の作品を、「ミズNの純文学作品」で新作を公開することは、意義のあることだと感じている。
やはり原稿のままのかたちでは、作品と自分が近すぎて、客観的になれないところがあった。それが、ブログに公開してしまえば、いわば他人の目で冷静に見ることができるのだ。
「マダムNの純文学作品」で連載中の『救われなかった男の物語』は織田作之助賞で最終候補に残ったものなのだが、如何にもあまい作品だ。いい意味でも悪い意味でも。つまりスイートではあるが、詰めがあまい。
「ミズNの純文学作品」で連載中の『侵入者』はK文学賞で地区予選落ちという痛々しい結果に終った作品なのだが、連載を終えてみなければ判定が下せない。それで愚作と判明すれば同人雑誌に掲載して貰うことを諦めるが、どこかしら見所があると思えば強く押したい。
万一はっきり愚作だと自覚できるようであれば、同人雑誌をやめざるをえない。感性も、文章力も衰えたとわかれば、もう望みはないからだ。連載を終えるのが怖ろしい。
公にしているとはいっても、これを真剣に読んでいるのはわたしだけではないかと思うが、わたしにとっては自分自身ほど手ごわく、ごまかしの利かない読者はいない。彼女(つまりわたし)の下す判定は絶対的なのだ。
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