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2007年9月18日 (火)

ひとりごと

 体に黴が生えそうに湿気たっぷりの日々が続いたが、今日は日中、日差しが強いながら、秋を感じさせる透明感が大気にあり、心地よい。

 杉田久女の「秋来ぬとサファイア色の小鰺買ふ」という句がようやく違和感なく入ってくるようになった。今年ほど、季語がそぐわない感じを受けた年はこれまでになかった。

 ずいぶん俳句の紹介をサボってしまっているが、言い訳としては、上記したようなことで、秋の句を紹介したい気分が出なかったということがあった。

 勿論、小説を賞に応募するためにブランクができてしまった、ということが第一の原因としてあるのだけれど……。

 秋らしい雰囲気が出てきたとなると、わたしも、賞応募の疲れや期待感をいつまでも引き摺っているわけにはいかないという心境になってきた。

 賞に関していえば、傾向から考えて、全く勝算がないことははっきりしている。この夢などは落選を暗に物語っているのではないだろうか。

 まあ、この夢などはどうともとれるが、そのうち、シーサーブログの『マダムNの夢日記』に、過去の賞応募において、結果を予知していた(としか思えない)しびあな夢を沢山ピックアップしてご紹介したいと考えている。

 落選するに決まっている作品をどうするか、考えなくてはならない。別の賞に応募するか、同人雑誌に掲載して貰うか。ああ、嫌だ。まだ考えたくない。

 創作に没頭しているときが、つくづく華だ。あとに待っているのは、灰色の荒地か、黄色い砂漠……砂漠といえば、ベランダのサボテンが盛んに伸びている。そのうち写真に撮ってお見せしたい。

 話は変わるが、木・金曜日の外出が億劫だ。乗り物にひどく弱くなったし、必ず狭心症の発作は出るし。娘が付き添ってくれるのはありがたい。

 この調停のために(関連記事:サイドバーにある『父の問題』をクリックしてご覧ください)、娘の8月の5連休に一緒にどこかへ行くつもりが駄目になった。金銭的にも。

 それで、せめてもと、ホテルは泊まりたいシティホテルを選んで、前日の夜を楽しむことにしている。JTBで予約すれば、安く泊まれるのが嬉しい。意外なのは、老舗クラスのホテル。今は人気が落ちているのか、それほど高くない。

 時期にもよるのだろうか。タクシーの運転手さんによると、何でも、博多はひと頃、ホテルラッシュだったそうだ。祭りなどの行事があるときはそれでも足りないそうだが、普段は閑古鳥の鳴いているホテルも多いという。

 今度もまたホテルレポートするつもり(前回泊まったここはよかったが、それとは別に、5月の娘の連休に遊びに行ったときに泊まったあそこもとてもよかった)。

 でも、博多経由で佐賀に行く程度でさえ、用心に用心を重ねて行かなければならないとは、つくづく情けない。老人並みだ。2年半前に東京に遊びに行ったときは、ここまでしんどくはなかった。

 あのとき、いっそフランスとイタリアに行こうかと考えもしたのだが、無理にでも決行してしまえばよかった。

 海外旅行は、わたしには夢で終るのだろうか。周りの人々は、大抵どこかへ行っているのに。妹はグアムに行ったし、夫は会社の視察旅行でだが、ロスとダラスとアトランタに行った。友人たちも、どこかしらには行っている。

 30代の頃、インドに友人とタージ・マハルを見に行こうとする直前に、夫に邪魔をされたのが、つくづく悔しい(このブログで同じことを何回か書いた気がする)。

 この体を何とか丈夫にして、バルザックの『谷間の百合』の舞台となった場所へ行きたい。インドへ一緒に行くはずだった友人が、フランスなら、場所にもよるだろうが、ツアーでなくても大丈夫だといっていた。

 服部レシピで血液が綺麗になっていることだし、地道に頑張ろう。そして、賞に落ちても、めげずに、自らの信じる創作の道を歩もう。いつか報われるときを信じて。あの世でかもしれないけれどね。

 何だか自らを慰めるだけの、みっともない「ひとりごと」になってしまった。うつっぽいけど、わたしは幸いうつ病ではない。

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